お知らせ

2023.04.14

Blog

一人ひとりが冒険家!(年中組 4歳児)

ご入園、ご進級、おめでとうございます!

今年度、年中組の津田です。1年間、どうぞよろしくお願いします。

 

新年度1発目の年中組のブログは、学年テーマについての紹介です。

今年の年中組のテーマは、

「一人ひとりが冒険家~どんな気持ちも宝物~」です。

 

このテーマを設定した背景

長く続いたコロナの影響で、ここ数年は大人も子どもも正解の見えない日々を送ってきました。

仕事や学校、保育園などをお休みしなければならない期間が続いたり、日々の生活が仕方が変わったり、当たり前だったことが覆されたり、自分の意思とは関係なく世の中の流れや決まりに従わなくてはならない数年間だったと思います。

特に子どもたちへの影響は大きかったと感じています。

大人ほど情報を把握する力がないために、子どもたちなりに自分を取り巻く状況に混乱したかもしれませんし、場合によっては「混乱」という感情すら感じる余裕がなかった可能性もあります。

「遊びたい」「動きたい」「探索したい」といった乳幼児期特有の本能的な欲求を持ちながらも、社会情勢によりそれが叶わないままに今日まで育ってきた子も多いのではないでしょうか。

私たちはこの1年を、子どもたちがやりたくてもできなかったこと、経験できなかったことを思いっきりやり遂げる1年にしたいと考えています。

経験や体験は子どもたちにとって、一生を左右する財産。

年中組では、子どもたちの4~5年の人生の中で初めて経験する体験や感情を「宝物」としてとらえ、その宝物をたくさん見つけられる1年を目指します。

冒険家のように、「ここに行きたい!」「これをやってみたい!」と心が向かう方向にどんどん足を踏み入れながら、様々な色形の宝物をゲットしていく逞しい子どもたちの姿を引き出していきます。

そして保育者である私たちは、子どもたちの進路の安全を確認しながら「よし、思いっきり遊んでおいで!」と背中を押す存在として保育にあたりたいと思います。

予想される姿

「宝物」には、嬉しい気持ちや楽しい気持ちだけでなく、悲しさや悔しさ、怒り、恐怖といった一見ネガティブに捉えられる感情も含まれています。

色々な体験を重ね、様々な宝物 (感情) に出会う中で、子ども同士の喧嘩や言い争いが増えるかもしれません。

また、今まで大人のいう事をすんなりと聞いてくれた子どもたちであっても、「自分はこうしたい」という気持ちを見つけることで、大人の言葉掛けに抗う場面が増えることも予想しています。

この1年は子どもにとっても大人にとっても険しい道のりを歩む旅でもあるかもしれませんが、苦労や困難も成長するための大きなチャンスです。

「今はまだ旅の途中」という認識をもって、様々な感情や反応にも丁寧に対応していきたいと思います。

ご家庭でも「今まではこんなことなかったのに、どうして?」と思うようなことがあれば、いつでも職員にお声掛けください。

子どもたちの大冒険を後押しする私たちにとって、一番近くで子どもたちを見ている保護者の皆さまの情報は、旅の進路を定めるための重要な材料となります。

ぜひご家庭でのいろいろなお話を聞かせてくださいね!

今年も1年、どうぞよろしくおねがいします。

文責:津田

 

 

 

 

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