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2023.04.22

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エンジンでっかく!やりたいことを見つけよう!(年少組 3歳児)

令和5年度の年少組のテーマは

「エンジンでっかく!やりたいことを見つけよう!〜安心した環境の中で自分の気持ちを表現するために〜」

3歳の子ども達の生きている世界は、どんな世界なのでしょう。

安心して過ごせる家族との世界から、同じ年齢の友達がたくさんいるこども園へと広がりました。

その子ども達が過ごす環境の中で、私たちが考える子ども達の育ち、経験をこのテーマに込めました。

 

エンジンって何?

子ども達の育ちを考える時、私たちは車の運転に例えることが多くあります。

エンジンとは、生きる力のことです。「やってみたい!」「面白そう!」と心が動くことが何よりも大切だと考えます。

次にアクセルの踏み方、気持ちのコントロールを覚えていきます。

そしてハンドルさばき、どうやったら上手くいくのだろうという試行錯誤をしながら経験する事。

だからこそ、様々な物を見て、触れて、経験し、心が動く体験が大切だと考えます。

今はその種まきの時だと捉え、家庭ではできない体験や経験を通して、子ども達の心が動く瞬間を大切にしていきたいと思っています

試してみる楽しさ

先日、給食室からの依頼で、グリンピースのさやむきに挑戦しました。山盛りのグリンピースにどんな反応を示すのだろうとしばらく観察。

剥き方を教えるでもなく「どうやってするんだろうね」と声を掛けると、進級児は昨年の経験から淡々と挑戦する姿を見せ、それを横目に手に取ってみた新入園児は、なかなかむけずに苦戦する姿がありましたが友達の様子を観察し、試行錯誤を繰り返すと、次第にコツをつかみあっという間に済ませることが出来きました。

自分で剥くことが出来たグリンピースは、翌日の給食でグリンピースご飯にしていただきました。「苦手!」と言っていた子ども達も喜んで食べる様子がありました。

その後もクレソンちぎり、筍の皮むきといろいろなお手伝いに張り切っている年少組です。

給食で使う食材。苦手で食べる事は出来なくても、触れたり、においをかいでみたりすることで、食材に興味を持つことができます。

お手伝いをしたことで、「食べてみようかな?!」と思う気持ちが高まります。子ども達に寄り添ってその瞬間はいつ来るか分からないからこそ、同じような活動を繰り返しながら、子ども達が興味を持つ瞬間を見逃さずに捉えていきたいと思います。

一緒に過ごす仲間と共に

 

令和5年度がスタートし、約3週間が過ぎました。新しく入園してきた子ども達も少しずつ園生活に慣れ、緊張もほぐれてきているように感じます。

進級してきた子ども達は、新しく仲間になった友達を迎え、嬉しさを感じながら遊びをリードし過ごす姿も見られています。

お着替えや準備なども自分で!と誇らしげに取り組む姿もあります。

全体的に緊張がほぐれてきた今だからこそ、体調を崩しがちになったり、登園渋りが出てきたりと言う子ども達の姿が見られるのも現状です。

そんな中で、自由遊びをしていると、子ども同士で友だちの名前を呼んでいる姿が見られました。3歳なりしっかりと「仲間意識、友だち!」という認識が育っていることに感動した瞬間でした。

園生活に慣れて来たころのゴールデンウイーク。涙が出てしまう子ども達も予想されますが、再スタートと思って職員もお待ちしております。

4月たくさん頑張った子ども達。帰ってきたら、お子さんのお話をたくさん聞いてあげてくださいね。

文責:田中

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