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2023.06.15
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『本物』に触れる(2歳児 くるみ組)

6月に入ったある雨上がりの日。
「ちょっとこっちに来て~」
の声に行ってみると…
なんと、そこにいたのは
カニ!!!!
のはら園のビオトープから出てきたようです。
他の職員の話によると小さな沢ガニが出てくることはあっても、こんな大きなカニを見たのは初めてとのこと。早速、
「どんな反応があるかな?」
と思い、くるみ組のテラスに連れていってみました。
なんだ、これ?
子どもたちは初めて見るカニの姿に興味津々!
「これ、なに?」
と聞いてみると、
「カニ!」
「エビ!」
と答える子ども達。
踊ることが大好きなくるみ組では、よくエビカニクスのダンスを踊っているので、カニやえびというイメージがあるようです。
そこで図鑑を持ってきてみました。
図鑑を見ながら
「どれだろう?」
「これじゃない?」
と探します。
保育者が答えを出すことは簡単ですが、子ども自身で答えを見つけ出して欲しいと思い、様子を見守ることにしました。
「これだ~!」
図鑑の写真と目の前のカニが一致した瞬間でした。
「大きいね」
「チョキチョキしてるね」
図鑑とカニを見比べながら大盛り上がりした子ども達でした。
『本物』に触れる
子ども達にとって本物に触れることは大切な経験です。
絵本や図鑑で見たり、料理に入っているのを見たことはあるけど、
『本物』ってどんな形なの?
どんな大きさなんだろう?
どんな匂いがするのかな?
どんな触り心地かな?
実物を見たり、触れてみることでたくさんの発見があります。
『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではないと固く信じています。
子どもたちが出会う事実の一つ一つが、やがて知識や知恵を生み出す種だとしたら、様々な情緒や豊かな感受性は、この種を育む肥沃な土壌です。
幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものに触れた時の感激、思いやり、憐み、驚嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたび呼び覚まされると、次はその対象となる物についてもっとよく知りたいと思うようになります。
そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。
消化する能力がない子どもに、事実を鵜呑みにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切り開いてやることの方がどんなに大切かわかりません。
~レイチェル・カールソン著 「センスオブワンダー」引用~
これから子ども達にとって
「ふしぎ!」
「おもしろい!」
という経験をたくさんして欲しいと思っています。
文責:淵上