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2023.09.22

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体いっぱい使って、心を満たす~粗大遊び~【年少組 3歳児】

夏は、熱中症の危険性から外へ出る機会が減りますが、日頃から錦ヶ丘では、戸外だけではなく室内で全身を動かし、友達と関わりながら思いっきり遊びこむ経験を大切にしています。

今回は、暑い日が続き外遊びができない季節、3歳児クラスで取り組んだ粗大遊びの一つ、「新聞遊び」についてお伝えします。

粗大遊びとは

「粗大遊び=全身を使う運動」です。

0~6歳というのは、体を動かしたい欲求が強く、そして体を動かしながら、様々なことを吸収していく時期です。

そして体全体を動かすことが、今後の知的な活動につながっていきます。

新聞紙遊び

新聞紙遊びは、子どもたちに人気のある遊びであり、実は「体を動かしたい」という欲求を満たします。

新聞を広げる、ビリビリにちぎるだけでなく、まるめて投げる、新聞の中を歩く、沢山抱えて投げるなど、家庭ではでなかなかできないダイナミックな遊びが始まります。

そして、友達とのやりとりも生まれ、「たのしいね。」と同じ世界を楽しむことにより、1人ではなく友だちと一緒に遊ぶ楽しさも味わっています。

 

全身で遊び込む経験を大切に

体いっぱい使って、思いっきり遊んだ後、子どもたちは心落ち着いて過ごすことができています。

そしてへとへとになるまで「体を動かして」遊び、心を満たされ、体も心も自分でコントロールできる経験を積み重ねています。

年少組では、新聞遊びの他に、段ボール遊びや運動遊び、小麦粉遊びなどで、粗大遊びの経験を続けています。

室内や戸外で思いっきり身体を使って遊んで、子ども達は友達との関わり方も学んでいるのかもしれません。

 

暑さの為、ご家庭でもなかなか戸外遊びができない、忙しい毎日、ついスマホを子どもに見せてしまうことは、ありませんか?

先日南日本新聞にて、興味深い記事を見つけました。

『子どもとスマートフォンやテレビの1日1時間以上の視聴と外遊びの関係』で、2歳児時点では「コミュニケーション機能(意見を言ったり他人の言い分を理解したりできる)」と、「日常生活機能(後片づけやお手伝いできる)」でのレベルの低下が見られたそうです。

しかし、1日30分の分の外遊びを増やすことで、デジタル機器の影響を軽減する効果が確認されたそうです。

大阪大学小児発達学の教授が「現代社会ではデジタル機器との上手な付き合い方を模索するべきだ。」と述べていました。

ご家庭でも、お時間がある際は、夕方の涼しい時間帯での散歩や、室内で親子で絵本やふれあい遊びをぜひ楽しまれてください。

 

 

文責:西浦

 

 

 

 

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