お知らせ
2023.11.13
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フェスタその後 ~海で遊ぼう!~ 5歳児(年長組)

フェスタにご来場くださり、ありがとうございました。
8月に始まった、『海作り』。子ども達からも、「今日は〇〇したよ。」「明日は、〇〇するんだ。」などと、話をお聞きだったことと思います。
実際にご覧になった保護者の皆さんから、「こういうことだったんですね。」「聞いて想像していたけど、想像よりももっと本格的でびっくりしました。」「年長組になったらこんなこともできるんですね。」など、たくさんのお話を聞かせていただき、保護者の皆様とお子様の育ちを共有し、喜び合う機会となり嬉しく思いました。
また、子ども達自身も、自分が作った物を誇らしげに紹介したり、友達が作った物まで詳しく説明したりする姿に、これまでの活動が、子ども達の自信ややり遂げた達成感に繋がっているのだなと感じました。
今回は、フェスタ後に子ども達の海遊びがどのように変化していったか、ご紹介していきます。
みんなで作った海で遊ぼう‼
待ちに待った、海遊び当日!それぞれのチームが、自分達で作った物を準備し、海遊びが始まりました。
どんな遊びの展開になるかは、子どもたちが出し合うイメージがカギとなります。私たち、保育者も楽しみに見守りました。
①海
海では、釣りが大人気!
揺ら揺らする糸を力加減でコントロールし、磁石(釣り針)とクリップ(魚)をくっつけて釣ります。小さな魚だけでなく、わかめやジンベイザメ、ダイオウイカも釣りあげようと、試行錯誤していました。釣れると、「釣れたー‼」と大興奮した様子で、周りの友達に見せていました。子ども達は、すっかり本物の魚釣りをしている気分を味わっているようでした。
また、海の家で買った、ゴーグルや浮き輪を身に付けて、海水浴を楽しんでいる子ども達もいました。青いブルーシートのツヤツヤした質感を目や体全体で感じたり、スズランテープで作った波が窓からの風でサラサラと音をたてながら揺れ、色が透けて向こう側が見える様子に、「本当の海の音がする!」「魚も一緒に泳いでるよ。」などと、イメージをたっぷりと膨らませたりしながら遊ぶ姿が見られました。
海中をイメージした遊びでは、「潜水艦」が大人気‼ 一生懸命作る様子を見ていた友達の思いをおもんばかってか、「乗っていい?」と尋ねてから乗り込んでいる子どもの姿が多くありました。相手のことを思いやる気持ち、尊重する気持ちが育ってきていることがわかります。
この一場面を切り取っても、今回の活動が、同じ目的へ向かうために、何度も話し合いを重ね、思いを汲み取り、協力し合ってきたからこそ、生まれた気持ちであることがわかります。
②海の家
海の家は、大繁盛‼ より本物に近いものを作ろうと試行錯誤した、海で泳ぐものチームと食べ物チーム。
本物そっくりな食べ物がたくさん売られていました。お客さん役の子どもは、「これいくらですか?」「何味ですか?」と聞きます。お店役の子どもは、「300円です。」「マヨネーズをかけますか?」などと、明日からでもお店で働けるんじゃないかというくらいのコミュニケーション力を発揮していました。普段、保護者の方と一緒に買い物に行ったときに、やりとりをよく見ているのだろうなと感じさせられる場面でした。
普段、私たちが何気なく過ごしているようなことも、子どもたちにとっては、全てが体験にや学びに繋がります。だからこそ、毎日の園生活での体験を大切にしていきたいなと改めて思いました。
③ホテル
ホテルは、くつろぎの場所に! 海の家で買ったものを友達と一緒におしゃべりしながら食べたり、テレビ(ホテルチームの子ども達が一人ひとり描いた、お気に入りのチャンネル)を見たり、お風呂に入ったりと、思い思いに過ごしていました。また、オーシャンビューが売りのホテルでしたので、窓から海の様子を眺めて、手を振る子どももいました。
これまでに家庭や園で経験したことを思い出す中で、イメージが広がり、想像の世界の中で、自分なりの表現を言葉や身体で表す姿は、実に活き活きとしていました。楽しい気持ちが身体全体から溢れる姿は、見ている私たちまで、とても楽しい気持ちにさせてくれました。
④ステージショー
ダンスチームのステージショーは、観客席にたくさんのお客さんが来ていました。演じる側の子どもたちも、たくさんのお客さんに来てもらおうと、張り切って椅子を並べたり、数も調整したりしました。
自分たちで考えたフラダンスを堂々と踊る姿は、とっても素敵でした。観客席の子ども達は、海の家で買った食べ物を食べながら鑑賞していました。また、気分がどんどん盛り上がり、ダンスチームに合わせて、椅子に座りながら踊ったり、「一緒に踊りたい!」と、とうとうステージに上がって一緒に踊りだしたりする子ども達までいました!
同じ目的へ向かって活動するということ
今回の海作りを通して、年長組の子どもたちは、以下のような経験をしました。
・自分たちで決めたことを実現するためにどのような方法があるのか考え、試してみる。
・うまくいかなくても、何度も挑戦し、試行錯誤する中で、「できた!」ことを喜び、自信を持つ。
・友達と同じ目的を持って活動することで、一人よりももっと楽しいことを知る。また、一人ではできないことも、友達と話し合い、力を合わせることで実現できる経験をする。
・最後までやり遂げ、達成感や充実感を味わう。 などです。
この経験を通して、「自分たちってすごいな。」「がんばれば、こんなこともできるんだ」「友達っていいな。もっと友達と一緒にいろいろなことをしてみたいな」と感じてくれたことと思います。
卒園まで、残り5ヶ月となりました。一人ひとりが主体的で対話的な活動ができるよう、見守っていきたいと思います。
文責:川宿田