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2023.11.21

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お祭り屋台でお店屋さんごっこ!(4歳児 年中組)

年中組の子どもたちは、10月に行われたにしきっこフェスタで「お祭り」を表現しました。

 

きそば屋さん、金魚すくい、アイスクリーム屋さん、かき氷やさん、ダンスの舞台といった、子どもたちの中で「こんなお祭りがあったら楽しいな」とイメージを膨らませ、チームに分かれて製作や屋台の準備を進めてきました。

今回は、にしきっこフェスタを終えた子どもたちのお祭り屋台でのごっこ遊びの様子や、フェスタを経た子どもたちの変化についてお話しようと思います。

 

待ちに待ったお店屋さんごっこ

フェスタを終え、子どもたちは実際に好きな屋台に入り、店員さんになりきったり、お客さんになりきったりと役割を決めて遊ぶ様子がありました。

「へいいらっしゃい、ご注文は?」

「バナナ味のかき氷もありますよ!」

「この金魚が小さくてすくいやすいよ!」

「焼きそばに卵はのせますか?」

と、店員さんになりきる子どもたちの声を聞いていると、たった4、5年の人生の中で経験した楽しいお祭りの思い出の中から、色々な言葉やセリフを覚えていることがよくわかりました。

園の外で、子どもたちはおうちの人や近所の人、お友だちと心躍る体験をたくさんして、細かに記憶していることがよくわかる一コマでした。

そして、お客さんになりきる子どもたちも、

「はい、お金どうぞ」

「とってもおいしかったよ、ありがとう」

と普段の生活を垣間見るような発言があり、微笑ましく感じられました。

大好きな保育者を誘って、フードコートでゆったり過ごしたり・・・

 

おうちで一生懸命練習したダンスを披露してくれる子どもたちの姿もありました。

 

フェスタを終えて、子どもたちの変化

フェスタを終えた子どもたちの姿を見ていると、少し変化があるように感じられます。

今回、チーム(お店屋さん)に分かれて1か月ほど活動を続けてきたことで、少人数での話し合い活動ができるようになり、友だち同士で協力する姿が見られるようになりました。

 

フェスタの活動が始まる前にたんぽぽ組で行った積み木の活動では、

同じチームの中で積み木や場所の取り合いが起こったり、自分の意見を言葉で伝えられず積み木に触れない子もいました。

しかし、フェスタを終えてから行った同じ活動では、

チームの子どもたちがそれぞれに意見を出し合い、協力して一つのものを作り上げる様子がありました。

 

また、絵の具や粘土などを用いた表現の活動では、

それぞれの子どもたちが自分のイメージを形にすることの楽しさを感じながら、色々な素材に触れられるようになりました。

1学期や2学期当初は、まだまだ言葉の善悪が分からず

お友だちの描いた絵に「なんかその絵、変だよ」と、つい口が出てしまってトラブルになることもありました。

フェスタを通して、自分の力で描いたり作ったりすることの楽しさと大変さの両方を知った子どもたち。

お友だちの絵や作品を見たときに

「これはどうやって作ったの?」

「この形おもしろいね」

と興味を持って質問したり、素直な気持ちで相手を褒めたりすることができるようになりました。

さらに、自分の作品をおうちの人に見てもらう経験により、保育者や友だちに自信をもって「見て、こんなのができた!」と教えてくれるようになった子が増えました。

フェスタを通して、自分の表現も相手の表現も受け止められるようになったことに大きな成長を感じます。

年長に向けて・・・

フェスタを経て、またひとまわり大きくなった年中組の子どもたち。

もうきっと、「あっ!」と言う間に年長さんになってしまうと思うと何だか寂しいような、頼もしいような気持ちですが、憧れの年長さんに向けて今後も色々な表現活動に取り組んでいけたらと思っています。

そして様々な表現活動を通して、今後も子ども同士のやりとりや気持ちの伝え方について一緒に考えていける機会をたくさん設けていけたらと考えています。

 

文責:津田

 

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