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2023.12.13

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つんで、ならべて(1歳児 つくし組)

新園舎に引っ越し、これまで過ごしていた環境が変わりましたが、

子どもたちはいつもそばにいる保育者、

いつも遊んでいた玩具での遊びを通して、

新しい環境での生活に慣れてきつつある様子が見られます。

「いつもと違う場所」でも、

「いつもと一緒の人、遊び」ということが、

子どもたちにとって安心感をもたらしているようです。

 

今回は、1歳児つくし組がいつも遊んでいる、

積み木遊びの様子と、積み木遊びの変化をお伝えします。

 

積み木は生きている

遊ぶうえで、

積み木を大切に使えるように、

投げたり、乱暴に扱ったりすることのないように、

積み木で遊ぶ前に、必ずつくし組の子どもたちに、

以下の約束事をします。

”積み木は、外が暑い時は大きくなって、

寒い時にはぎゅっとちいさくなるんだよ。

(外気により積み木の空気や水分が膨張したり蒸発すること)

積み木は生きていて、みんなのお友達

踏んだり、投げたら、

みんなも痛い、積み木も痛いから、大事に使おうね”

 

繰り返し伝えていることもあり、

小さなつくし組の子どもたちも、

投げたり踏んだりすることなく遊んでいます。

子どもたちに伝えると同時に、

大人の私たちも、

取り出す時、片付ける時、手渡す時・・

積み木をぞんざいに扱うことのないように気を付けています。

 

1歳児の積み木遊びの変化

2歳~2歳9か月になる子どもたちがいる1歳児。

積み木遊びの変化をご紹介します。

 

①春頃の様子です。

この頃は、

まっすぐ並べるのが楽しい時期です。

1人でじっくりと、

細かなズレも気にせず並べることを楽しみます。

 

②夏頃の様子です。

並べるだけでなく、

積むことを楽しむ姿が多く見られました。

さらに、積んだものを崩すことの面白さに気づき始める子も・・

友達のそばにはいますが、

友達と一緒に、というよりは、

同じ遊びをしていても、それぞれの場所で遊んでいます。

 

③秋頃から、最近の子どもたちの様子です。

一緒に積んだり、並べたりしながら、

保育者や友達と一緒に楽しさや嬉しさを共有する時期です。

友達の真似をして作ったり、同じものを作ったり、

仲間意識の芽生えが見られだしています。

また、「ケーキ」「おうち」「飛行機」など、

自分なりにイメージしたものを作ります。

 

「ケーキ」

「おうち」

「ひこーき」

 

遊びの姿から見えるもの

これまでの遊びや姿から、

子どもたちにとって、今後どのような姿や力に繋がるかが分かります。

・まっすぐ並べる、積む、崩す…距離感、数量感、秩序感の体得

・それぞれで一緒に遊ぶ…模倣・イメージの共有、ごっこ遊びへ

・イメージして作る…友達と一緒に、目標をもって作り上げる力や楽しさ、喜び

遊びを通して、様々な成長過程が見え、遊びからまかれた種が、芽を出し、花開く様子がうかがえます。

 

今の私たちの関わり

積み木遊びだけに限らず、

私たちは

子ども同士の関わりや、

子どもたちの呟きを、

代弁したり、時に仲立ちしながら、

遊びの広がりを見守ります。

一緒に積んだり並べたりして、

遊びが広がるヒントをさりげなく示すこともあれば、

むやみに声を掛けず、

保育者の声量で、

子どもの集中を妨げないようにするのも

配慮の一つです。

 

今後も、

積み木遊びの変化を

子どもたちと楽しみながら、

積み木遊びを見守っていきたいと考えています。

文責:髙山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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