お知らせ
2024.05.23
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5月避難訓練(軽度の地震)

あっという間に5月も後半になり、二十四節季の立夏から小満になりました。
草木がいきいきと生長し、一年でもっとも気持ち良い季節です。
園では、子ども達が野菜や花の苗をプランターに植えました。
苗や土を触る経験を通して、自然を感じ育てる楽しみを持つ、よい機会になりました。
少しずつ園生活に慣れてきたこども達ですが、4月より地震や火災などに備え、訓練を行っています。
今回は先日行われた避難訓練の様子をお伝えいたします。
避難訓練のねらい
日本は地震大国であり、いつか大きな地震がやって来ることが予測されています。
今月は宮崎県が震源地で、鹿児島は震度3の地震を想定して、訓練を行いました。
ねらいは、
【子ども】地震時の避難する際の約束事や避難の仕方を知る。
【大 人】自信が起きたときの職員通しの連携・報告の仕方を確認する。
です。
訓練を通して、大人も子どももあわてずに行動できるよう、毎回ねらいを立て、心の準備をしています。
地震が起こったら…だんごむしポーズ!
地震が発生したことを放送で知らせると、大人の側で一緒にだんごむしポーズで頭や体を守ります。
不安になる子どもや泣き出す子どもには、職員が傍らで寄り添います。
そして、子ども達や保育者の確認を行い、避難経路の安全確認終了の放送が流れたら、ランチルームに避難しました。


合言葉は「おかしもち」
災害が起こった時に、子どもが安全に避難することができるよう、「おかしもち」と言う合言葉を覚えてもらっています。
「お」:おさない。(逃げるときは慌てないで、前の人を押さないように逃げよう。)
「か」:かけない。(逃げるときは走って転ばないようにしよう。走って逃げるときは、大人が”走って”と言うからね。)
「し」:しゃべらない。(話していたら、大人の話が聞こえない。)
「も」:もどらない。(命よりも大切なものはないからね。)
「ち」:ちかづかない。(危険な場所には近づかない。)
3歳以上のほとんどは訓練の時に繰り返し伝えているため、「おかしもち」の意味をしっかりと覚え、理解していました。
また、新入園児は初めて地震の避難訓練。不安に感じる子もいましたが、保育者の話や「おかしもち」の話を真剣に聞いている姿が印象的でした。
子どもが自分の力で自分の命を守る事ができるように
災害はいつどこで起きるか分かりません。もし避難の必要な規模の震災が起これば、大人でも身を守ることが大変になります。
今後も避難訓練を通し、「自分の力で自分の命を守ることができるように」を目指し、発達に応じて防災教育を繰り返し行っていきたいと思います。

文責:西浦