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2024.11.01

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運動あそび~「ふらふら、どすーん」の経験を通して~(1歳児:つくし組)

荒天の中、先日はフェスタへご参加頂き、ありがとうございました。

ご家族でましゅまろハウスの展示を見たり、遊んだり、ゆっくり過ごしている姿は、日頃のご家庭での様子が垣間見られ、とても微笑ましかったです。

私たちも、保護者の皆さんと一緒に、子どもたちの成長をお話しすることができて、とてもうれしく思っています。

 

さて今回のブログでは、室内で身近なものを使用して体を動かしながら遊ぶという、「運動遊び」での子ども達の様子をお伝えしたいと思います。

 

運動遊びとは…?

椅子、机、マットなど身近にあるものを、組み合わせた「装置」の遊具を使って、体を動かす遊びです。

日常生活では、なかなかできない「くぐる」「のぼる」「わたる」「ぶらさがる」などの多様な体の動きを引き出す環境を作って、子ども達の興味を引き出しています。

 

「ふらふら、どっすーん」の大切さ

1歳児は思いっきり体を動かすことが大好きです。

しかし、部屋の中では友達や壁にぶつかりそうになり、ヒヤッとすることがあり、何度も止めることがあります。

子ども達は、一人で歩くことができるようになりましたが、まだまだバランスを崩して転んでしまうことがあります。

そこで、転んでも安全な高さの装置で、「ふらふら、どっすーん」と転ぶ状況を繰り返し経験することで、体幹を鍛えて転ばないような力を引き出す活動をしています。

言葉での声掛けも大切ですが、装置で凸凹の上り下りする場を作って、慎重に体を動かせる環境の中で、気を付けて遊ぶようになりました。

ジャンプ椅子などマットの下に置いて作った凸凹の装置で、繰り返し遊び、転ばないでバランスよく歩くことができるようになりました!

 

「やってみたーい!」を大切にしながら…

こども園教育・保育要領の5領域の「健康」で、

「自分の体を十分に動かし、様々な動きをしようとする」

とあります。

 

一人で歩くことの楽しさを知り、歩くことに慣れてくると、台など上り下りしたり、走ったり、活発に体を動かすようになります。

「やってみたい!」

という気持ちを大切にし、不思議な凸凹や魅力的な段差などを用意して、

「なんだろう?」

「おもしろそう!」

という気持ちを引き出しながら、子ども達は遊びの中で体を動かしていきます。

この「ふらふらどっしーん」を経験しながら、転ばないように気をつけて歩いたり、せまい場所も「どうしたらくぐれるかな?」と考えながらくぐるという挑戦をするようになりました。

このように、環境に合わせて遊ぶという経験を「運動遊び」の中で経験することで、様々な遊具や広い場所で気をつけながら遊べるようになっていきます。

興味を持って遊ぶ装置は、子ども達の「やってみたーい」を引き出し、遊びの幅を広げますよ。

 

最近は涼しくなり外遊びの心地よい季節になりました。

園庭は体を動かす絶好の遊び場です。

今後はリニューアルしたのはら園にも出かけ、自然に触れながら、思いっきり全身を使って遊んでいきたいと思います。

 

 

 

 

文責:西浦

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