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2024.12.28

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絵本からの遊びの広がり(4歳児 年中)

年中組の子ども達は、絵本や図鑑が大好きで様々な時間に絵本を手に取ってひとりで見たり友達と見たりしながら楽しんでいます。

絵本や図鑑にから遊びが広がるには、保育者の関わりや環境の準備も大切です。

今回は、絵本や図鑑を通して遊びが広がってきている子どもの姿や、成長する様子をお伝えします。

 

保育者の準備や子どもに対する関わり

毎月、その季節にあった絵本を準備したり、子ども達の興味関心のある絵本や図鑑を準備しています。

そして、絵本を準備するだけでなく、じっくりと絵本と向き合うことができる環境を作るのも保育者の役割です。

環境を工夫することで、子ども達が集中してじっくり絵本を楽しむ姿が見られます。

子ども達と一緒に絵本や図鑑を見ている時と、どんなことに興味を持ち、目を向けるているのか、子ども達の様々な姿がみえてきます。

11月、12月は、空の絵本やわらべうたの絵本から、読むだけでなく遊びや活動に発展していく様子が見られました。

 

空の絵本との出会い

戸外に出た時に空に目を向け、「今日の天気はなにかな?」、「今日の空の色ってどんな色?」、「今日の雲はどんな形?」など子ども達と話しをしながら観察してきました。

そんな時に、保育者が準備した1冊の絵本から、さらに子ども達の空に対する興味が広がっていきました。

その絵本は、様々な場面の空の色について描いた絵本。子ども達も、絵本を見ながら、「この空見たことある!」「わたしはこの空の色好きなんだよね!」と友だちや保育者と自分の思いを伝え合うっていました。

保育者が本を読むことで、色の名前も覚えていく子ども達。遊びの中で沢山の学びをしていることを改めて感じました。

歩いている時や遊んでいる時に、何気なく目にして「綺麗だな」、「この雲はいわしぐもだよ」と感じたり伝えたりする心を持つ子ども達は素敵だなと思います。

 

わらべうたの絵本

最近、子ども達の中で人気の『わらべうた』の絵本。

子ども達がその絵本を手に取ると、楽しい歌が保育室の中に響き渡ります。

絵本を見ながら、歌を歌うだけでなく、体を動かしながらわらべうたを楽しんでいます。

自分達で遊び方を考えたり、今までの経験をもとに自分達でやってみたりと、遊びを自分達で広げていく姿に成長を感じています。

ひとりで読むのではなく、友だちと読みながら遊ぶことで、一緒に取り組んだり話しをしたりする楽しい経験や意見がぶつかり上手くいかない経験がでてきます。

この姿が、相手の気持ちを知る気づきに繋がっていきます。

絵本を通じて・・

このように絵本を通じて、遊びや生活が広がっていると感じる日々。

その中でも、大きな成長を感じたのが、この空の絵本とわらべうたの絵本を通した子ども達の姿でした。

今までは、保育者が絵本を選ぶことが多かったのですが、子どもが自分で遊びを考えたり、今までの経験をもとに自分達でやってみたりする姿に繋がったことに成長を感じています。今の子ども達の姿は、4月のブログでお伝えした年中組のテーマに込めた思いの中にもあります、『遊びや生活の中で、「これ面白そう!」「やってみたい!」と思えることをたくさん見つけて、チャレンジし、夢中になって遊び込めることを見つけてほしい』という姿にも繋がっています。

年中組での生活もの残り3ヶ月。

自信を持って自分の思いを伝えたり、相手の気持ちにも気付いたりしながら、友だちと取り組む楽しさや上手くいかない経験を沢山していってほしいと思います。

文責:武石

 

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