お知らせ
2025.05.29
Blog
園庭改革!~水の通り道を作りました~

当園の理事 橋口創也さん(「暮らしの畑屋のおとふぁーむ」代表)と共に、園庭の改革に挑む取り組みが始まりました。
最初の取り組みとして、雨水を排水溝に流すための道を作った時の様子についてご紹介します。
私たちの願い
2024年、旧園舎跡地をすべて園庭にし、もともと広かった園庭がさらに広くなりました。
子どもたちが自然をより身近に、生き物や植物、園庭で育った食べ物に触れる経験を豊かにするため、園庭の状態を整え、植物が育ちやすい環境にしていきたいと考えています。
園庭がさらに豊かになり、子どもたちが自然を通して遊ぶ中で、五感を使って自然の不思議さに目を向けたり、動植物に触れたり育てたりすることで命の循環に気づいたりする機会に繋がってほしいという私たちの願いがあります。
園庭の課題
四季折々、様々な姿を見せてくれる自慢の園庭ですが、雨が降ったときは地面がぬかるみ、地面が乾かないこと、フィールドになかなか草花が生えないことが課題です。
これは、地面の排水が十分でないことと、雨水が勢いよく斜面を流れる際に、草花を育てるために必要な土の中の微生物を泥とともに流れてしまっていることが原因です。
雨水が排水口にきちんと流れるための通り道を作ることで、土壌菌を守り、緑あふれる園庭を作ろう!というのが今回の試みです。
水の通り道作りへ
水の通り道の作業工程は以下のようなものでした。


作業で堀った土は、炭と混ぜて植物を植える場所に撒き、木の枝は園庭の樹木の剪定枝、砂利は園庭で集めた小さな石を使っています。何一つ無駄にせず、ゴミが出ない作業となりました。
「工夫次第で、そこにあるもので目的が達成できる」という発想は、園訓にもある「強くたくましく」「野性味溢るる子どもに育てる」に通ずるものがあると、今回の作業を通して深い学びとなりました。
子ども達と一緒に、これからの園庭の変化や経過を楽しみに過ごしていきます。
文責:津田