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2025.12.20

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BCP訓練を行いました!

11月27日、本園でBCP訓練を行いました。今回は訓練の様子をお伝えします。

BCPとは?

BCPとは「Business Continuity Plan」、業務を継続する計画の略称です。

このBCP計画は、2024年から児童福祉施設も策定が義務づけられました。感染症の流行や、災害があった場合でも、業務を継続していくためにはどのような事をしたら良いのかを模索していくため、定期的な「周知」「訓練」「見直し」が必要とされています。本園では、昨年よりBCP計画を作成し、実際を想定した訓練を取り入れ、今年度で2年目になります。

 

今回の訓練内容は?

今回は、「地震発生後、ライフラインが停止した」という想定で訓練を行いました。

〇以上児(3、4、5歳児)

昨年行った訓練のことを覚えている子ども達が多く、ライフラインが停止したらどのような行動を取ったら良いか、詳しく子ども達と一緒に考えることができました。

給食室も稼働できない事を想定し、非常食のおにぎりを準備し、試食を行いました。非常用の水を使用して準備したため、出来上がったおにぎりは冷たいおにぎりです。

「あったかいおにぎりじゃないんだね」

「美味しいけど、冷たいね」

「やっぱり、いつも食べているご飯がいいな」

など、訓練を通して、普段の生活のありがたみを実感した子ども達の発言もありました。

懐中電灯や非常用トイレの使い方も紹介すると、停電や断水になっても大丈夫と安心する一方、電気や水の大切さにも気付くことができた訓練でした。

〇未満児(0、1、2歳児)

ライフラインが止まり、混乱する様子はなかったものの、復旧したことがわかると、子ども達から

「よかったね」

と、自然と声があがりました。

非常食のおにぎりを目の前で作ると、出来る様子が気になり、何度も確認に行きます。「できた!」と、嬉しそうにいただきましたが、以上児同様、温かいものではないことに少し不思議そうにしている表情を浮かべていました。

私たちは、実際に、非常食を食べないといけない場面でも、子ども達が抵抗なく食べられるよう、非常食を食べる経験を取り入れています。

今回は、ライフラインが止まっている状態でも、「こんな風に過ごしたらいいんだ」「いつも通りで大丈夫なんだ」と安心できるよう、毎年改善しながらBCP訓練を続けています。

「地震です」の放送をしっかりと聞き、すぐにダンゴムシポーズをとる子ども達の姿を見て、日々の避難訓練が実を結んでいることがよく分かりました。

普段の避難訓練をしっかり行うことで、万が一災害が起きても、落ち着いて行動することができるよう、子ども達と避難訓練を真剣に取り組んでいきます。

文責:播田

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