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2019.09.20

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生き物とともに生活する意図(リーダーブログ)

錦ヶ丘幼稚園には生き物がたくさんいます。私が、学生の頃の授業で受けた『環境』という授業で錦ヶ丘幼稚園の様子と照らし合わせて感じたこと・学んだことを書かせていただきたいと思います。

 

生き物を拠り所として自分の安定できる場所をもつ子どもは少なくありません。錦ヶ丘幼稚園にはビオトープがあり、エビやメダカ、ザリガニがたくさんいます。また、ビオトープだけでなく最近では築山等でヤモリやセミを捕まえて生き物と関わる様子が多くみられます。一人でいること、小さくてかわいらしい生き物と向き合い、触れ合うことで自分の居場所を確認し、少しずつ新しい環境に適応していこうとしているのかもしれません。その姿を保育者として受け止めて、ゆっくりと見守っていきたいです。また、それらのゲージやかごを部屋の隅ではなく、誰からも見えやすい場所、ある程度の広さのある場所に設定することで、人が集まってこられるようにする配慮も必要です。子ども達が一つの場所に集まり、同じ対象に向けて頭を突き合わせ、顔を寄せ合うことから生まれてくる会話や、安心感、関係の広がり、新たな発見などを期待しながら、保育者は場所を設定していく必要があると考えます。

子ども達の興味や関心は尽きません。そのときどきの興味の対象や方向を読み取り、適正なタイミングで援助をしていくように心掛けなければならないそうです。もっとも効果的な場面で図鑑や道具を提示していくことで、子ども達の意欲はかき立てられていくそうです。小さな違いや模様などに気づき始めたら、虫眼鏡も提示してみると子ども達の関心は細部まで及び、目が生き生きとし、ますます虫探しが楽しくなると聞きました。子ども達が生き物に興味を持った時、それをチャンスにし私たち保育者が専門家として子ども達にどのような言葉掛け・援助をするのかをこれからも考えていこうと思います。

年少少リーダー 溝口

 

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