お知らせ
2019.10.04
Blog
意思疎通とかコミュニケーション 原田尚人(副園長)

数ヶ月前、職員室に、毎日のように訪問者がやってくるという話を
園のたよりに書きました。そして、今回、ブログの順番がきました。
幼稚園で勤務するようになり、今まで以上にいろいろな方とお話する
機会が増えました。お話する機会が増えて、更に感じることがあります。
「話することは、やはり大切なこと。」
「話から、学ぶことが多い。」
以前の勤務先でスタッフから相談を受けました。
「お客さんとコミュニケーションが取れなくて・・・・上手に話が
出来ません。どのようにすれば・・・・。」
すかさず先輩スタッフが、
「まず・・・傾聴とか、ペーシングとか、オウム返しの方法とか、メラビアンの法則とか ・・」と答えていました。
すごい技術をもっているな~と、尊敬しつつも、質問した本人は、わかったようなわからないような雰囲気。
先輩は、満足気。
これが答えだよなと、聞きながら自分の答えを思い、話ししました。
わたしのアドバイスは、2つ。
ひとつは、専門用語はやめよう。とくに、カタカナ語と漢字を多用する単語。
ふたつに、話の切り出しは、「あいさつでしょ。できれば、2つ。」と。
その当時、ある、ファストフードの会社が、2つのあいさつをつなげて使い始めました。
「いらっしゃいませ、こんにちは・・・」と。
なんと斬新な(いまでは、その斬新さも薄れましたが。)すごいあいさつだと。
はなしを切り出すきっかけと考えると、むつかしく感じます。まずは、あいさつで切り出そうという事です。
あいさつの言葉と、もう一言添える事が出来たらきっと会話は、始まる。
20数年前、鹿児島のバス会社の車内放送で覚えている言葉があります。
「あいさつは、こころと心を結ぶ橋、おはよう、こんにちわから始めましょう。」
おもえば、今の状況を予想していたのかと思わせる良い助言。あえて、私は、もう一言加えます。
「あいさつは、こころと心を結ぶ橋。おはよう、こんにちわ、ありがとうから、始めましょう。」
今日も、たくさんの「おはようございます」から、いっぱいの会話が生まれ、活き活きとした
幼稚園でありたいと思いつつ、ひとりひとりとお話していきます。
文:原田なおと(副園長)
かごしまのことば
「おやっとさぁ~」というあいさつ、万能かもしれない。