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2019.10.11

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幼児期の睡眠について(リーダー)

預かり保育を通して午睡の必要性や幼児期の睡眠について考える機会が増えました。

厚労省の未就学児睡眠指針では1~3歳は11~12時間、3~6歳は10~11時間が望ましいとされています。年長児になると、午睡をしない子ども達も多くなると思います。しかし、園では様々な生活スタイルのご家庭がありますので、現在年長児も午睡をしています。とは言っても、14時に預かり保育の子ども達が学年ごとに集まり、午睡準備を始め、ごろごろして眠りに着くのは年少組の早い子どもで14時15分ごろでしょうか。15時には起きておやつの準備を始めますので、長く寝ている子どもで45分。中々寝付けなくて…という子ども達の中には15分程しか眠れていない子ども達がいるのが現状です。

では、なぜ45~15分程しかない午睡が必要なのかというと、

厚労省が定めた「保育指針」によりますと

保育指針の「3 ねらい」には、「(4) 午睡など適切な休息をとらせ、心身の疲れを癒し、集団生活による緊張を緩和する。」と定められています。

子ども達の安全で楽しい園生活を守るためにも、午睡は必要な時間なのだと考えます。

年長組に関しては、就学を見据え、眠れない子ども達は体を休める時間として布団の上でゆっくりと過ごしたり、午睡の時間を短くしたりしながら就学に向けての準備も始めています。

現在年長組の子ども達の睡眠時間はどのくらいなのだろうと、統計を取ってみました(プールカードデータより)。すると約50%の子ども達が10~11時間、また多くの子ども達が9~11時間の睡眠を取れている事がわかりました。しかし、十分な睡眠時間を取ることができている一方で、気になる点もありました。それは起床時間です。約半数が7時以降の起床でした。吉野地域の小学校の登校時間は、若干の違いはあると思いますが7:30~8:00の登校を呼びかけられているようです。また、小学生に兄弟のいる保護者の方からは7時過ぎには家を出ているという声も聞きます。ご近所の小学生が何時ごろ登校しているのか、子ども達と一緒に調べ、少しずつ生活のリズムをシフトチェンジしていく必要もあるかもしれません。

まずは、子ども達の健康を守るために、十分な睡眠時間の確保、また睡眠環境の確保も私たち大人の大切な役割だと考えます。これからも一緒に子ども達の健康を守るために考えていきましょう。

                      幼小連絡総合リーダー 田中 由紀

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