お知らせ

2020.06.12

Blog

みんなで一緒に(年中 たんぽぽ組)

 

雨が降りだしたと思ったらいつの間にか晴れ間が差している。そんな天気に振り回された1週間でしたね。子ども達は外を見ながら『晴れないかな〜』『お水遊びしたいな〜』と外に出たくてウズウズしている様子。雨が降っていない時をねらって外に出て、水遊びや泥団子作りを楽しんでいました。

 

今日のブログは雨の日に室内でプラフォーミング(大きな柔らかい積木のようなもの)で遊んだ時の様子をご紹介します。

 

この日は廃材や折り紙を使う製作遊びと、プラフォーミング遊びをする2つのチームに分かれて活動しました。子ども達が自分のやりたい遊びを選択し、リズム室にあるプラフォーミングを自分たちで取りに行きました。プラフォーミングがどこに片付けてあるのか分からないはずの子ども達でしたが自分たちでどこにあるのか考え、リズム室まで取りに行く姿はとても頼もしいと感じました。

 

たんぽぽ組として集団の意識というものがついてきているのではないかなと感じるこの頃。友達に声をかけたり困っていたら手をかしてあげたり喧嘩の仲裁に入ってみたりと〝友達だから助けてあげたい〟という気持ちが芽生えてきているように見える時があります。そんな子ども達にもっともっと子ども同士で関わってほしいという思いでプラフォーミング遊びを提案しました。1人につきひとつのプラフォーミングでしたが、数人で組み合わせて家を作ったり、すべり台のようにして積んだ上に乗ってみたり。誰かと一緒に楽しむことが出来ていました。シーソーのような形にしてプラフォーミングを配置するとすぐに子ども達がやってきました。1人だと出来ないけど友達と息を合わせたら出来る。友達のことを考えながら、『よいしょ、よいしょ』と声を掛け合いながら、とても楽しんでいました。

 

数人グループになって特定の友達と楽しんでいた子ども達を見て、もっと沢山の子ども同士で関わってほしいなと思い、プラフォーミング遊びをしているみんなに、「道を作ってみよう」と提案すると、プラフォーミングの長い一本道が出来ました。この後みんなどうするかな〜と見ていたのですが、自然とその上でジャンケンゲームが始まりました。負けたらプラフォーミングから降り、勝ったら進む。私自身が提案したものではなく、子ども達から自然と出てきた遊びだったので驚きました。

 

自分たちが楽しく活動するにはどうしたらいいのかな?と考え、友達同士で顔を見合わせ、話をしながら、活動に取り組む子ども達でした。幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の中の「協同性」がこのような活動を通して培っていくのだと思います。興味のある活動の中で友達と場所や時間を共有すること、手と手で触れ合って関わること、顔を見合わせて笑いあうこと、ささいなことでも友達と過ごす時間の中で思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりして、充実感をもってやり遂げる力が少しずつ身についてくれたらと願う日々です。

 

今日は6月1日から実習で来ていた先生とお別れの日でした。実習の先生とちぎり絵で紫陽花を作りました。個性が光る作品が沢山!!素敵な先生になれるように応援しているよと実習の先生にエールを送った子ども達でした。文責:中村

当園についてや入園に関しては
お気軽にお問い合わせください