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2020.06.12

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【にじ組】マヨネーズって作れるの?

 

のはら園の畑では、きゅうりやなす、トマトがほこってきています。子ども達も、収穫の時を今か今かと待ち、毎日のように畑の様子を見る姿が見られていました

畑を覗くときゅうりが3本食べごろを迎えていました。誰か気付かないかな…と畑近くで様子を見ていると、手前に実っているトマトを見つけ「まだ緑だね。」と残念そうにしている男の子。その側で、小さななすがなっていることに気がついた女の子。「どこどこ?」と寄ってきた数名の子ども達がやっと奥に大きく育ったきゅうりを発見。「あった〜!!」と大興奮。

そのきゅうりどうしようか…「持って帰る?」「でもみんなも食べたいんじゃない?」…意見はそれぞれでしたが、今年初めて採れたきゅうりだからみんなで食べよう!という意見にまとまり、クラスでどのように食べるか話し合いました。

「焼いて食べる?」

「でもそのままが美味しいって採ってくれたらFさんが教えてくれたよ」

「じゃ〜切って食べよう」

ご家庭で生野菜を食べる際、ドレッシングやマヨネーズなどをつけて食べることが多いためか

「何をつける?」という言葉も自然と上がり…

塩・醤油・マヨネーズ・砂糖など子ども達が知っている調味料が挙げられ、給食室に相談に行きました。

すると…塩・醤油・砂糖はあるけれど、マヨネーズはないとのこと…残念そうにする子ども達に、栄養士が「マヨネーズはないけど作ればあるよ!こども園のマヨネーズはいつもここで作っているんだよ!」すると「作ってみよう!」とマヨネーズ作りにチャレンジすることになりました。

マヨネーズの材料を教えてもらうと子ども達から

「卵がないよ!」

そう!こども園の手作りマヨネーズは卵不使用なんです。

私自身、子ども達から「卵がない」という発言に、マヨネーズに卵が入っていることを知っているんだと驚ました。

意外といろいろなことを知っていますよね。

早速調理開始。

マヨネーズの材料は

豆乳・酢・塩・砂糖・洋風だしの素、そして米油。

今回は、雑穀酢と黒酢を使い2種類のマヨネーズを作ってみました。

材料を入れ、泡立て機で混ぜていきます。交代で混ぜて混ぜて6分くらい…段々トロッとしてきてマヨネーズっぽくなってきました。子ども達は、「ちょっと酸っぱい匂いがするね」「マヨネーズの匂いだね」と匂いを確かめ、「段々トロトロになってきた」と重さを感じながら楽しみました。

仕上げは、ミキサーに入れて…するとしっかりとしたマヨネーズに!

様子を見にきていたくるみ組さんが思わず指でぺロッとしてしまうくらい美味しそうに出来上がりました。

 

そして、集荷した3本のきゅうりを子ども達とカット。

包丁の使い方も上手になってきました。

切ったきゅうりに子ども達から挙げられた思い思いの調味料をつけ実食。

美味しいね…と満足そうにする中、心配だったのは砂糖…それはちょっとと思いつつも、試してみると「砂糖はちょっと合わないかも…」という声。好みもありますが、一つ一つの経験を通して、適した味付けを学んでいくのだと思います。

 

その日の給食時間に、他の子ども達にも食べてもらいました。

お友達が作ったマヨネーズだと伝えると驚いた様子の子ども達も。みんなで美味しくいただきました。

降園時間のサークルタイムで、マヨネーズ作りについて話をする中で、材料や作り方について発表してもらいました。材料を伝えると卵が入っていないことに驚いたり、今度は作ってみたいという声も挙がりました。

繰り返し活動を行なっていく中で、子ども達自身が食やクッキングに興味を持った時に経験することが何よりも大切だと感じています。

にじ組前のグリーンカーテンも少しずつ伸び始め、きゅうりの花も咲きました。雨が強いと心配そうに外の様子を見る姿もあります。

次回のクッキングも楽しみにしながら、興味を深めることが出来るようアプローチもしていきたいと思っています。

マヨネーズ作りの様子、4倍速動画でご覧ください。

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文責 田中

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