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2020.10.31

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人とのかかわりの中で(ぱんだ組)

今月も子ども達と運動遊びや秋の自然に触れた遊び、童具やダンボール遊び等、子どもの興味・関心に合わせて色々な遊びを展開させ、楽しみました。遊びの中でルールのある遊びや友だちと協力して取り組む遊びを行い、その活動が、10の姿の【協同性】に繋がり、子どもの成長、新たな一面を見ることが出来ました。

今回、2つの活動の様子から子どもの姿について伝えていきたいと思います。

 

 

【運動遊び】


『プラフォーミングを運んで友だちにバトンタッチする』という、簡単なルールのあるリレー遊びをしました。

まずは一人で運びます。

最初は、慎重に。コツを掴むと走って次の友だちにバトンタッチ。

少しずつ競争心が芽生える子どもの姿も見られました。走ることの楽しさも感じることが出来ています。

次に2人組を作り、プラフォーミングが落ちないよう協力して運びます。

2人で「せーの!」と声を揃えて持ち上げるペアや、どうやったら落ちないか考えて運ぶペアもいて同じ目的意識を持ちそれに向かって達成しようとする姿(協同性)が見られると感じました。

 

 

【童具遊び】


個の遊びを思い思いに楽しむ中で、友だちと一緒に作ってみようとする姿も見られるようになってきました。

その様子からグループを作り、同じグループの友だちと物を共有して、一つのものを作っていく遊びを行ってみました。

 

「ここは僕の」「壊さないで」と考えや思いがぶつかり、それぞれで楽しむグループもありました。

しかし、遊びの場を共有していく中で、少しずつ会話が生まれ、「一緒に作ろう」との声も聞こえてきました。

『友だちと一緒に遊ぶ楽しさ』『一緒に作り上げた達成感』を感じることができていたように思います。

それは、自分の思うようにいかない経験もしながら相手の気持ちにも気づき、自分が作った作品が友だちのと繋がり、よりイメージを膨らませて遊びが広がっていく楽しさを感じたこその姿かなと感じています。

 

 

2つの活動を行う中での子どもの姿から、友達同士の信頼関係が共感したり相手を思いやったりする関係性に繋がったり、遊びの場やルールを共有することを通して他者と関わって遊ぶ面白さや楽しさを知ったりすることが、『人と関わる力の育ち』に結びつくなと感じました。

これが10の姿の【協同性】【言葉による伝え合い】【思考力の芽生え】【豊かな感性と表現】にも繋がっていきます。

 

これからも子どものやりたい遊びに寄り添う中で様々な活動を経験し、展開させていきながら10の姿に基づく保育を考え、子どもの育ちを見守っていきたいです。

 

文責 若松

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