お知らせ
2025.10.14
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「みつけたよ! やってみたいこと すきなこと」 3歳児(年少組)

年少組では、日常の中に子どもたちの「これおもしろい!」「やってみたい!」がたくさん広がっています。
今回は、年少組が見つけた、「やってみたいこと、すきなこと」がフェスタにつながるまでをお伝えします。
自分で選ぶ
年少組の子どもたちが特に興味を持っている活動から1つ、取り組みたい活動を自分で選ぶことにしました。
自分で選びやすいよう、3つの活動を写真で掲示し、やりたいところにマークシール(自分の物と識別するための絵柄)を貼りました。自分で決められた喜びや自信から、ますます活動への期待感が高まりました。
絵の具
色水、吹き絵、デカルコマニー、はじき絵、筆で描くなどの活動を行いました。子どもたちは、様々な遊び方があることを遊びの中で体験し、「おもしろい!」「もっとやってみたい!」と興味を深め、夢中になっていました。
色水では、水と絵の具が混ざる様子に「わっー」と歓声をあげながら不思議そうに眺める子、デカルコマニーでは、紙を半分に折るともう片方にも同じ形ができるおもしろさに夢中になる子、はじき絵では、クレヨンが絵の具をはじく様子に「絵の具が動いてる!」と大興奮で友達や保育者に教えてくれる子がいました。
私たちは、作品を作る過程はもちろんのこと、子どもたちの主体的な活動を大切にしています。また、感じたことや気づいたことを言葉や表情で表すことも表現の一つだと考え、丁寧に受け止めています。
ダンス、楽器
ままごとコーナーの布を髪や衣服につけ、踊ったり、プリンセスになりきって遊ぶ子、おしゃれを楽しむ子など、洋服に興味を持ち遊んでいます。演奏会をきっかけに興味を持ち、楽器遊びをクラスで楽しんできました。
遊ぶうちに、「もっとかわいくして踊りたい」、「自分だけの楽器が欲しい」と、衣装と楽器作りが始まりました。
10月のバイオリンの演奏会の時に、演奏者がきれいなドレスを着ているのを見た子ども達は、ますますプリンセスになりきって踊ったり、みんなの前で演奏をしたりしたいと思ったようです。
演奏会後には、演奏者に「どこのお城から来たの?」と聞いた子どもがいました。この経験をきっかけに演奏会ごっこが始まり、現在も盛り上がっています。
廃材遊び
年中組や年長組の子どもたちが廃材を使って自分で好きな物を作り遊んだり、持ち帰ったりする様子を見て、自分達も作ってみたいと思い、廃材を使った製作が始まりました。
始めのうちは材料を前にして、どうやって作ったらよいのかわからず、戸惑っていました。少しずつ気に入った廃材に絵を描いたり、箱と箱をセロハンテープで貼ってくっつけていくうちに、「〇〇ができた!」と見立てが始まり、「これを付けたい」「もっとこうしたい」とイメージが広がっていったようです。
おうちの人に見せたい!
子ども達の中には、「できあがった物をおうちにもって帰りたい」、「お母さん、お父さんに見せたい」という声があがりました。保育者が「実は、今度の土曜日におうちの人と一緒にこども園に来る日があるんだけど、その時に、おうちの人や友達、いろんな人に見てもらうのはどう?」と話をすると、「それがいい!」と嬉しそうでした。中には、「でもおうちにも持って帰りたい」と話す子どももいたので、「フェスタで見てもらったら、持って帰ろうね」と伝えると、安心したようでした。
いよいよ土曜日はにしきっこフェスタ!
フェスタでは、子どもたちが作った作品と食育活動や基本的生活習慣などの園生活の様子を展示します。子ども達が一心に取り組む過程やその作品をご覧ください。お子さまの園での様子や成長を一緒に感じる時間になると思います。
文責:川宿田