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2022.02.17

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子ども同士で学び合う(3歳児 年少組)

活発に身体を動かして遊ぶことが大好きな子ども達!

日々の遊びの中で友達が遊んでいる様子を見て互いに刺激を受けあい、『やってみよう!』と挑戦する姿があちらこちらで見られます。

 

 

太鼓橋に挑戦!


太鼓橋は、落下の危険性等を踏まえ、保育者が太鼓橋の傍について見守れる時に限り、登って遊ぶことができます。

「今日は太鼓橋で遊んでいいよ。」と声をかけた日は、喜んで登って楽しんでいました!

以前まではほとんどの子が真ん中までの所で降りていました。

それだけでもこの年齢で挑戦し、登れることにすごい!と感じていました。

 

3学期に入って太鼓橋で遊ぶ子ども達。

1人のこどもが、太鼓橋を最後まで渡りきることが出来、「やった!」と喜ぶ姿を見て、周りにいた子ども達も火がついたように、挑戦し始めました。

「怖い。」と言いながらも傍に大人がいることで安心し、勇気の一歩を踏みだそうとします。

 

 

どうやって手足を動かしたら渡り切れるのか、自分で考えてチャレンジします!

ドキドキしながら慎重に進み、渡りきれると目を輝かせて『出来た!』と喜ぶ姿は、達成感に溢れ、とても良い表情を見せています。私も一緒になって感動する瞬間です!

 

ある男の子は、一度挑戦し、すぐに『怖い!』と感じて降りたあと、傍で他の友達が挑戦する様子をじっと見ていました。

すると、「けんきゅうしてた!」と話し、再び、挑戦し始めました。

 

友達がどのように身体を使って渡るのか、見て、学んでいたのです。

ドキドキしながらも慎重に登り、最後まで渡りきることができました!

一度出来ると、次からはとてもスムーズに出来ます!感覚を掴み、『自分は出来る!』と自信を持てたのだと思います。

その日、太鼓橋には沢山の子ども達が集まり、遊んでいましたが、挑戦した皆が最後まで渡りきることができました。

友だちに刺激を受けてからの子どもの力のすごさには、日々感心させられます。

 

 

 

斜面も登る!


先日、ごしょらん公園まで散歩に行きました。森の方に行くと、そこには斜面があり、子ども達の目がキラリと輝きます。

1人が登ると、また1人と登って行きます。

 

 

ヒヤッとする場面もありますが、保育者はいつでも助けられる配置について見守ります。

なんと、その日は斜面に登らない子はおらず、全員が登っていきました。

どんぐりも落ちていて拾う子もいましたが、その日の子ども達は、自然探しより身体を思いっきり動かすことを楽しんでいました。

 

斜面を登るためには、手で支える力と足で踏ん張る力が必要です。

そこをすいすいと登っていく子ども達が多くいました。

正に『野性味溢れる、たくましい子ども』の姿でした。

のはら園での土山の上り下りの経験が身体の使い方や力の身につきに繋がっているのだな。と感じました。

 

中には、登っていくことに苦戦している友達に手を差し伸べる子どもの姿もありました。

その中で、「どうやって登るの?」「ここに手をおいて!」といった、教え合うやりとりも聞こえてきましたよ。

 

 

子ども同士で互いに支え、助け合っています。

夢中になって遊ぶ中でも、『互いに相手を思いやれる優しさ』そして『社会で生きていく力』の身につきだな。と嬉しく思う姿でした。

 

 

 

友達から刺激を受け、友達から学ぶ。


子ども達は、互いに遊びの様子を見て刺激を受け合い、『僕も、私もできるかもしれない』『やってみよう!』『やってみたら出来た!』と挑戦し、出来た喜び、達成感を感じ、成功体験を増やす中で自分に自信をつけていきます。

同時に足腰が強くなり、身体の使い方も上手になっていきます。

挑んでいる途中、諦めそうになっても、周りからの励ましの言葉で真剣に目的の方向へ目を向け、諦めずに頑張ろうとする姿に、傍で見ていて感動し、うるっと涙がでそうになることもあります。

それ程、やりたいと思う目的に向かって最後まで諦めずに頑張る姿は頼もしく、私達も沢山の勇気をもらいます。

 

子ども達の持つ力は大人が思う以上に、逞しく、周りの友達がいることでパワーは更に発揮されていきます。

これからも子どもの力を信じて、やってみようとする姿と挑戦し最後までやり遂げようとする姿を見守りながら、『出来た』経験、体験を増やしていくサポートをしていけたらと思います。

 

 

文責:若松

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