お知らせ
2022.03.15
Blog
これからも強く、優しく、逞しく育ってね。(3歳児 年少組)
年少組で過ごすのも残りわずかとなりました。
年少組がスタートする時に年少職員で様々な想いを込めて1年間の学年のテーマを決めました。
【学年のテーマ】『自分っていいね。友達っていいね。~伸び伸びと遊ぶ中で見つけよう 好きなこと・出来ること・チャレンジする気持ち』
テーマに関する担任の想いはこちらを振り返ってご覧ください。→自分っていいな。友達っていいな♪
テーマに込めた想いを視野にいれながら一年間、園生活の中で伸び伸びと遊び、様々な経験をすることで子ども達一人ひとりが成長を見せ、頼もしくなってきています。
好きなこと、やりたい遊びを見つけたよ
この1年、子どもの興味・関心に合わせて様々な遊びを経験、体験してきました。
「みんなは、何して遊びたい?」と子どもたちに問いかけると、必ずあがってくる遊び場が「のはら園」
子ども達にとって大好きな場所です。
季節が変わると風景も変わり、地面とにらめっこすると子ども達にとっての宝物が沢山落ちていて、ビオトープを覗くと生き物もいます。
魅力的な場所です!
他にも『ブロック、絵本、リズム、童具、えのぐ、楽器遊び、遊戯』等と、様々な遊びがあがってきます。
中には、戸外で遊んでいる時に
「先生、お部屋に戻る前にアスレチック登りたい」「太鼓橋登りたい」と、やりたいことを見つけ、自ら保育者に伝えにくる子どもの姿もあります。
沢山の遊びを経験し、自分のやりたいことを見つけて、それをしっかり言葉にして発言していきながら伸び伸びと楽しめるようになってきています。
友達との関わりの中で
一人遊びが多く見られた1学期。自分だけの世界観で思うように遊びこむ中で友だちの存在に気付き、友だちの遊びにも目を向け始め、少しずつ友だちの輪が広がっていきました。
今では、友だちと関わり合って一緒に遊びを楽しむ姿が見られます。
この玩具を使いたいのに友達が使ってて貸してもらえない…
自分の使っていたおもちゃをとられてしまった… 等。
自分の思うようにいかない体験を何度も繰り返して経験していく事で様々な感情を知り、その学びの中で相手の気持ちにも気づけるようになってきています。
困っていたり、寂しそうにしていたりする友達がいると優しく声を掛ける子どもの姿も多く見られるようになり、【思いやりを持って関われる優しさ】に嬉しく思う日々です。
また、今月からうさぎ組に新入園児が仲間入りすると、初日から子ども同士で積極的に関わりにいき、「こっちおいで!」「一緒にあそぼうよ!」と声を掛けていく姿もあり、子ども同士で安心できる雰囲気を作っていく心優しい姿がありました。
【優しさ】【思いやり】だけでなく、【挑戦しようとする気持ち】【逞しさ】も育ってきています。
先月の挑戦する姿に関するブログもご覧ください。→子ども同士で学び合う
初めて取り組むことは最初は不安になり、苦手意識を抱く子どもも多いです。
ですが、『苦手だな・・』と思ったとしても友達の影響を受け、どんどん『やってみよう!!』と挑戦していく姿は年少組の子ども達の頼もしいところです!
出来たことが喜びに変わり、自信に繋がっていきます。
そうした経験、体験から強く、逞しく育ってきている子ども達です。
基本の土台を作っていくこの1年。
知らないことが沢山だった子ども達に少しでも多くの経験をさせてあげたいと思い、年少職員で子どもたちの実態を見ながら様々な遊びを考え、楽しんできました。
作り上げてきた土台にこれからまた様々な経験、体験、出来るようになったことが積み重なっていき、1年後、2年後、さらにその先の未来を生きていく子ども達の身となり、力となるように願うばかりです。
『想像を超える発想力、表現力』『伸び伸びと遊び込める姿』『友達への思いやり』『挑戦しようとする強さ』
とても素敵なものを沢山持っている子ども達。
これからの更なる成長がほんとうに楽しみです。
1年間、年少組の子どもたちと関われたことが私の喜びであり、誇りです。
これからもずっと応援し続けていきたいと思います。
1年間、ありがとうございました。
文責:若松