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2020.06.01

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季節を感じることから学ぶこと②

5月のさわやかな風に誘われるかの様に園庭散策を楽しむれんげ組の子どもたち。

水路の水に手や足をつけて水の冷たさに心地よさを感じ、水につけては声をあげ、私たちの顔を満面の笑みで覗き込み、指をさし、気持ちいいを全身で表現しています。時にはつくし組のお湯遊びに参加し、水とは違った感触を楽しんでいます。

 

さて、先日の出来事です。水路で葉っぱを流し、船に見立てて遊んでいたぱんだ組の子どもたちが、同じく水路で手をつけていたれんげ組のAちゃんに、葉っぱをそっと渡すシーンが見られました。そこに会話こそ無かったのですが、「一緒にしようよ、楽しいよ」「ありがとう、流してみるよ」と、会話が聞こえてくるかの様でした。

ゆらゆらと流れる葉っぱをしっかりと目で追い、見えなくなると、保育教諭が拾った葉っぱをもらい繰り返し流し、その後自分で葉っぱを見つけようとする姿も見られました。水を触るだけではなく、身近な自然の物を何かに見立てる事、素敵な気づきがいろいろな場面で見られます。

そして活動の場も広がり、職員室前のビオトープにも興味が出てきています。腹這いで木の橋の上から池の中を覗き込んだり、池の中の生き物をじっと見たり、時には「あっ」と指をさして教えてくれる事も。誰かに教えられる事も多いこの時期ですが、自分の五感を通して見える物、感じる物は子どもたちにとってこれからの成長に欠かすことのできない事だと思います。

危ないことを全て排除するのではなく、良い気づきに共感し、子どもたちのやってみたいを増やしていけたらと思います。もちろん子どもたちの見守りと添える手は忘れずに。

いよいよ先週末から梅雨に入り、雨の多い日が多くなってきます。室内で体を動かす遊びを取り入れたり、時にはわらべうたを楽しんだり、いろいろな活動が繰り広げられる様にしていきたいと思います。

文責:山下

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