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2020.06.13
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1歳児 つくし組 わらべうた

梅雨に入り、室内での遊びを充実させています。
サーキット遊びやふれあい遊び等、子どもたちの心や身体の発達に合わせ、雨でも室内で充実できる活動を考えています。今回はその中で“わらべうた”の保育の意図や思いを紹介します。
“わらべうた”には様々な効果があります。
- ゆったりとしたリズムの中で触れ合いながら過ごすことで、心の育ちや情緒の安定を図る。
- 触れ合い遊びの中でくすぐったりくすぐられたりしながら皮膚の感覚機能の成長を促す。
- 同じ歌詞・同じリズムを繰り返します。この繰り返しが思考力・読解力などの様々な能力を引き出す。
というものです。
入園当初から行っている”わらべうた”は、『東京都日本橋』という触れ合いをしながら遊ぶわらべうたです。
【※youtubeにて『わらべうた 東京都日本橋』と検索すると閲覧することができます】
大人が子どもの手をそっと支え、子どもの手のひらをつついたり叩いたりします。初めての環境で涙を流していた子ども達も、大人の温かい歌声に耳を傾け、手のひらから伝わる感覚をじっくりと感じていました。
同じわらべうたを何度か繰り返していると、子ども達の反応が少しずつ変化してきています。
朝のゆったりとした遊びの時間、保育教諭の近くに来ると手のひらを差し出して自分の手のひらをつんつん押さえます。「わらべうたやって!」のサインです。保育教諭がその気持ちに寄り添い、「♪とうきょうと~にほんばし」と、わらべうたを始めると、ニコニコしながら最後のこちょこちょを今か今かと待っている表情を見せます。
こんな風に遊ぶんだ。
つんつんしたりパンパンしたりすると楽しい!
と、子ども達の中でもわらべうたのイメージができているのでしょう。遊びの場面でふと対面になった瞬間、HちゃんとMちゃんがお互いの指をつんつんしながらわらべうたをしているような遊びが始まりました。
1歳児は4・5歳児のように「○○してあそぼうよ!」など、自分の気持ちを言葉で伝えることは難しい発達段階です。
自分の世界・自分のイメージの世界で遊び、大人との愛着関係(この人は私のことを大切に思ってくれる人)の中で外の世界(様々な環境や友だちのいる世界)へ徐々に一歩を踏み出そうとしている時期です。そのため、自分のイメージの世界に友達が入っていると噛みついたり引っかいたりする姿も見られます。
いつも一緒にいる友達、安心できる環境、安心できる保育士との関わりから自然と生まれたこの姿は一言で言うと「かわいい!」と表現できます。しかし、私たち保育教諭はこの姿から、”わらべうた”という活動の中での子ども達の心の成長や社会性(集団を作って生活しようとする力)の広がりを感じます。
日常の保育一つ一つに私たち保育教諭の思いや意図、子ども達に育ってほしい姿が詰まっています。”保育”は目に見えて分かりにくいものです。心の成長や子ども達の思いはグラフや図式化できるものではありません。しかし、分かりにくいからこそ、一人ひとりの子ども達の成長を保育教諭間で常に話をし、今どんなことに興味を持っているかがわかる”ウェブマップ”の作成や、ポートフォリオの充実を図り、五感に訴える感覚遊びの展開を可視化しています。
今後もブログやポートフォリオを使って保育の意図とお子様の成長を伝えてまいります。
”ウェブマップ”につきましてはまたブログにて紹介いたしますのでお楽しみに…。
文責:水之浦