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2020.07.14

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職員園内研修〜文章力を磨く〜

7月4日(土) 錦ヶ丘保育園のリズム室で、こども園、保育園、まふぃん等法人の職員20名が、南日本新聞社の新聞活用塾ビジネス講座「373(みなみ)」に参加しました。

テーマは、新聞の効率的な読み方、記事の書き方、見やすいブログの工夫、写真の撮り方についてです。幼保連携型認定こども園・保育要領、保育指針が改定され、保育内容や取り組みも変化しています。「子どもの様子や成長、園の特色や理念など、保護者や地域の方などに分かりやすく伝えたい。」と、思いながら日々の保育の傍、ブログ作成に取り組んでいます。その一方で、文を構成することが難しい、苦手だと感じている保育者もいます。

今回の研修は、職員の得意、不得意を一歩前進させる良い機会となりました。

 

 

新聞の記事の書き方は、メモを取ることから始まり、5W1Hがポイントです。

いつ(When)、 どこで(Where) 、誰が(Who)、 何を(What) 、なぜ(Why)、 どのように(How)

これを、リード文と言います。この部分が、記事を書く際の骨組みになり、伝えたい事が、簡潔にまとめてあります。次に、詳しい内容や経験を記入し、最後に自分の感想や展望などをメモすると文章が作りやすくなるそうです。新聞は、見出しやリード文を読めば内容が理解できるように作られています。

 

メモの取り方

・見出し

・前文(リード文)5W1H

・詳しい内容

・まとめ

 

見やすいブログの工夫は、一段落3~4行程度。一行は、30字以内、1500字を超える場合は、小見出しを入れて読みやすくします。文章が完成したら、誤字脱字はないか、修飾語、助詞、接続詞などの使い方は適切か、難しい専門用語など使っていないかなど、読者側になって、疑問はないか、わかりやすい文章であるか何度も読み返すこと大事だということを教えていただきました。

また、「」の使用で情景が思い浮かぶ文章になります。同じ言葉が繰り返し使わないよう、他の言い換えはできないか考えることで、感性豊かな文章にみえるそうです。

 

 

研修の前には、事前課題として、直近1週間の新聞記事から一つを選び、その記事について簡単なまとめシートを作りました。

私は、その事前課題を研修内で発表する際、自分の言葉で相手に説明したり、簡潔にまとめるたりすることの難しさを痛感しました。

説明する力やまとめる力は、ブログ作成や連絡ノート、保育記録など、読み手に伝わる文を書けているかということに影響しています。3人の子育てをしている私も、家事や育児、仕事などをこなす中で多忙さを感じています。忙しい合間に、「一度読んだだけで理解できる!」という、魅力ある文章が書ける力を習得できたらと思います。

また、読むことは、保育や地域に関する情報を拾うことができ、語彙力を高められる学びの宝庫です。読むことが書くことにも繋がります。すぐに上達するわけではないですが、学んだことを活かしていきたいです。

 

 

「メモを作る作業をし、自分の伝えたい事がかなり整理されたので、今後も続けたい。」と、Tさん。また、Sさんは「実際に記事をまとめたり、メモを作る中で、読者を意識することや内容を整理して書いていくことの大切さを改めて感じました。言葉の引き出しを増やして、保護者の皆様にいきいきとした子どもの様子を伝えられるよう頑張りたい!」と、研修に参加した職員は、それぞれ研修の手ごたえを感じていました。

 

保護者の皆様には、ご多忙中にもかかわらず、午後のお迎えのご協力をいただきましてありがとうございました。

最後に、本来なら写真を添付するところではありますが、写真撮影を失念しておりました。お詫び申し上げます。

文責:山崎

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