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2020.07.17

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こども園の職員全員で子どもたちの成長を見守るということ  1歳児つくし組

 

 

私たちこども園では自分のクラスの子どもたちはもちろんのこと、他のクラスの子どもたちの育ちも職員全員で見守っています。

園にいらした際に他のクラスの職員が保育に入っているのを見かけたり、お子さんから「今日は違うクラスの先生が来たよ。」と話を聞いたりしたことはありませんか?

「他のクラスの先生が急に入って大丈夫かな?」と心配になるかもしれませんが、日頃からミーティングや職員会議などで情報の共有や相互理解を深めた上で、計画的に保育に入っています。

 

ここで毎日の保育がどのようにして行われているか説明させていただきます。

①リーダー(保育の責任者)が保育計画を立てます・・・ねらい、保育内容、配慮事項など細かく計画します

②リーダーがその日に保育に入る職員に保育のねらいや内容を具体的に伝え、共通理解を図ります

③保育を行います

④振り返り・・・保育の内容について職員で話をし、今後に活かします

この①~④はどれもとても大切な事です。特に、②職員の共通理解と④振り返りを今年特に力を入れ、チーム保育の充実を図っているところです。

 

 

 

例えば、先日M先生がつくし組の保育に入ってくれた際に、とてもうれしい出来事がありましたのでエピソードを紹介させていただきます。

 

その日の振り返りを職員で話し合っていた時、M先生が「子どもたちが着替えの時に自分の棚の場所を指差しで教えてくれたから助かった~!!」と言われたのです。

その言葉を聞いて、私は「えっ?」と聞き返してしまいました。

つくし組では給食を食べ終わると着替えをしてから午睡をします。子どもたちはもちろんのこと私たちつくし組職員は一人ひとりの棚の場所を覚えています。でもM先生はつくし組の保育に入ったのはこの日が3回目でした。給食を食べ終わってどんどん着替えに来る子どもたちへの対応は、普段から関わっているつくし組職員でもバタバタとしてしまいます。「この子の棚はどこかな?」と探しているM先生の姿を見て子どもたちは自然と「ここだよ!!」と棚を指差して教えてくれたのだと思います。

 

 

このエピソードを聞いた時に私は二つの事を思いました。

 

 一つ目は、子どもたちがそんなことができるようになったんだという嬉しい気持ちです。

“そんなこと”とは、棚を探しているM先生が何に困っているか気づき、自分たちで教えてあげようと考え、それを実行したことです。1歳児の子どもたちが短い時間にこんなことを考え判断できるなんて、すごいと思いませんか?

 

 二つ目は、毎日つくし組の子どもたちと過ごしているつくし組の職員とは違った視点で子どもたちに関わってもらうことで、新たな気づきから学ぶことがあり、より保育が充実するということです。

この二つ目こそがこども園の職員全員で子どもたちの成長を見守る最大の良さであると思います。

たくさんの眼で子どもたちに関わり見守ることで、これからも保育の充実と子どもたちの成長に繋げていきたいと思います。

文責:川宿田

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