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2020.07.27

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7月誕生会&終業式(年長)

1学期の保育も先週で終わり、夏季保育に入りました。先週は、7月の誕生会、終業式…その合間で大掃除をしたりと、それぞれの活動の中で1学期を振り返りました。

 

7月の誕生会は7名の子ども達が誕生会を迎えました。4月から楽しみにしていた子ども達は、誕生会のイメージを膨らませ様々な意見を出し、誕生会に臨みました。

飾り作りでは、誕生児からのリクエストに応え、星・花束・クローバーとハートの3チームに分かれて製作を行いました。

 

グループごとにアイディアを出し合い、製作する中で時には意見の食い違いもありますが、少しずつ互いの意見に耳を傾け、受け入れながら製作することが出来るようになってきました。4・5月の誕生会では、友達の意見を受け入れることや認めることは、なかなか難しく、それぞれが思い思いの飾りを作っていたり、友達の真似をして作ったりという姿が多かった子ども達の姿を思い出すと、共同性が高まってきていることを感じます。

【誕生児の思いを受けとめ、誕生児の思いをみんなで形にしていく。】理想としていた姿が、少しずつ達成されようとしています。

 

 

さて、誕生会当日、誕生児はお気に入りの洋服に身を包み、嬉しそうに登園してきました。何でそのよう服を選んだのか尋ねると「大好きだから????」「お母さんも子どもの頃に着ていた洋服なんだ」「F1の洋服なんだ!」等…それぞれが色々な思いを持って選んだことも伝わってきました。

 

誕生会後の遊びについても、それぞれの遊びごとに遊ぶ場所やルールの確認など行いました。その際も、今までであれば、自分達が楽しむ事ばかりに着目しがちでしたが、周りの様子や状況を考えながら、「園庭で鬼ごっこをしたら小さいお友達にぶつかってしまう」「のはら園だったら大丈夫かも…」「でも滑るんじゃない?」等と意見を出し合い、それぞれで発表すると「場所が一緒だと危ないから…」「鬼こっごは川からこっち(錦坤館側)、かくれんぼはログハウスのところにしたらいいかも…」とそれぞれの思いを受けとめながら、決めることが出来ました。全体での話し合い活動では、意見を言うことが出来なかったり、参加できなかったりという子ども達の姿も見られていましたが、グループ(小集団)になると活発に意見を伝え合い、友達の思いにも「いいね!」と言えるようになるのだと感じました。小集団での話し合いを繰り返す中で、さらに話し合い活動が、充実していくことができるよう取り組んでいきたいと思います。

 

22日(水)に行われた終業式では、1学期を振り返りました。園長の話の中で「けじめ」について考えました。

 

「隣の人の好きな食べ物を聞いてください。」の言葉掛けに、互いに好きな食べ物について教え合います。しばらくすると「はい、おはなしをやめて」という園長の声に反応し、注目する子ども達。「これをけじめって言うんだよ」話をしていい時間・聞く時間、遊ぶ時間・遊ばない時間…など子ども達にわかりやすく伝えました。「けじめ」という言葉の意味は難しいかもしれませんが、実体験として「けじめ」を体感することで、「けじめ」について考えることが出来ました。

全体で話を聞く中では、集中して話を聞くことが出来る子ども達の姿が見られます。全体の場での発表も緊張しつつも、クラスの代表が発表することが出来ました。

 

終業式後は、クラスに戻り保育室内にある共有の道具・玩具の整理をしました。これもグループに分かれて(今回は就学予定の小学校を中心にグループを作りました)どんな道具・玩具があるかみんなで考えると…。積み木・数の木・トランプ・カルタ・イス・机・ペン・クレパス…他にもたくさん。その中でも数がそろっていなくてはいけない物や、数が決まっているものを中心に、3~4名のグループごとに整理しました。

それぞれのグループで確認作業の仕方についても、やり方をしっかり話し合う姿や率先してリーダーとなりやり方を支持する子ども達の姿など様々でしたが、気持ちに折り合いを付けながら協力して確認作業を済ませ、足りない物を把握し探す姿も見られました。活動後の振り返りでは、様々な道具や玩具が足りなくなってしまう事は、次に使いたいと思う人が困るから、それぞれが使い終えて片付けをする際にしっかりと片付けた方が良いことにも気付きました。

一つ一つの作業の中での子ども達から出てくる気付きをこれからも大切に、共に学び、共に成長していくことが出来る関係、クラスでいたいと思います。

今週からは夏季保育となり、登園して来る子ども達の数もグッと減りますが、少人数だからこそ出来る活動を沢山取り入れて、2学期からの保育につなげていくことが出来ればと思います。

文責:田中

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