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2020.10.01

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どんなわくわく運動会にしようかな?(年中組)

9月に入り、少しずつ『わくわく運動会』に向けて子ども達と話し合いを行ったり、遊びの中に運動遊びを取り入れたりしています。今回は、子ども達と競技を決めるまでの話し合いの様子についてお伝えします。

 

年中組の子ども達と話し合いをする中で、「運動会は頑張らないといけないこと」だと話をしてくれた子どもがいました。でも、「体を動かすことは苦手なんだ」「やりたくないな」という声も聞こえてきました。子ども達と職員一緒に話をし、「苦手な子ども達も楽しめるような楽しい日にしたいね!」という話になり、その方向で話し合いを進めています。

 

 

運動会では、どんなことをしたい?どんな遊びをしたい?

最初の話し合いはクラスごとで行いました。人数が多いと自分の意見を上手く伝えられない子ども達も、クラスという慣れた集団や人数の少ないグループで話をすると「どんなことをしたい」という自分の気持ちをみんなの前で伝えることができます。「どんなことをしたい?」と子ども達に話を聞くと、かけっこ、ダンス、一輪車競争などの今まで経験したことのあることから、ランニング、パン食い競争、二人三脚、綱引きといった、地域の運動会やお兄さん、お姉さんの運動会で見たことのあることを思い出して、“やってみたい”と伝えてくれました。その他にもしっぽとりやかくれんぼ遊びが好きだということも教えてくれました。

 

クラスで話し合った後は、たんぽぽ組さんと意見を共有します。すると、クラスではでてこなかった意見なども聞くことができ、やってみたいという選択肢も自然と増えてきていました。子ども達に様々な意見の中から「楽しそう、やってみたい」と思うことを聞いてみると、パン食い競争、二人三脚、しっぽとりが大人気でした。

 

 

しかし、パン食い競争や二人三脚はやってみたことがなくイメージが湧きにくい子ども達も多かったため、実際にやってみることに!

やってみると、楽しさだけでなく、難しさも感じることができていました。そして、「楽しいと思ってたけど楽しくなかった。」「やってみると面白かったよ」と様々な意見がでてきました。

今までは、「やりたくない」「楽しかった」と意見を伝えるだけで終わっていた子ども達。ですが、今回は違います。「やりたくない」という人は、「どんなところが嫌なのか」「どうやったら楽しくなるか」まで子ども達と話し合いました。

 

 

その中で、かけっこの話し合いの様子をお伝えします。

「走ることが苦手だからやりたくない」という意見がでてきました。苦手な子ども達にどうやったら頑張れるか聞いてみると、「短い距離だったら頑張れそう!」という意見がでてきました。他の苦手だと言っていた子ども達も「それなら頑張れそう!」と前向きな様子でした。

すると、走るのが好きな子ども達が「僕たちは沢山走りたい」という意見が。どうしたらいいかな?と子ども達からの意見を待っていると、「短い距離と長い距離を選んだらいいんじゃない?」という意見がでてきて、走るのが好きな子ども達も、苦手な子ども達も納得のいく結果に話をまとめることができました。

 

相手の意見を聞き、そのことについて自分の意見を伝えるということもできるようになってきている子ども達です。

まだ、自分の意見が1番という思いが強く、相手の気持ちを受け入れたり、考えたりすることが難しい場面もありますが、今後も話し合いやサークルタイムで自分の気持ちを伝える経験から、相手の気持ちを受け入れることの大切さなども気付いていってほしいと思います。

 

運動会当日も楽しい日にしたいですが、運動会の日までの話し合いや運動遊びなどの過程を大切にしていきたいと思います。

ご家庭でも、子ども達にぜひ話を聞いてみてください!!

 

文責:武石

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