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2020.10.05

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おもしろそう!楽しそう!の思いの先に(年中組)

虫取り・泥団子作り・鬼ごっこ・段ボール遊び。子ども達のやってみたい遊びは無限に続きます。

そんな中で、以前から楽しんでいた遊び。新たに興味を持ち始めている遊びがあります。

今回は、子ども達がどんなことに興味を持ち、面白そう・やってみたいという思いを持つのか最近の様子からお伝えしたいと思います。

 

 

先日、ブログで運動会についての取り組みをお伝えしました。

しっぽ取りゲームは、子ども達が大好きな遊びの1つです。きっとやってみたいと思うだろうと私達も思っていました。

二人三脚?難しいのでは・・・パン食い競争?園でやったことのない競技なのに・・・私達の胸の中に戸惑いと不安が生まれます。

 

どうしてやってみたいの?の問いに、地域の運動会で見た!楽しそうだったよ!!という声が返ってきました。

 

それならば!とみんなで一緒にやってみました。初めてのことに挑戦するのはドキドキします。でも、友達と一緒ならと挑戦しようする気持ちが生まれます。

 

実際にやってみると、面白そう・楽しそうと思っていた子どもが、思っていたのと違ったという場合もあれば、嫌だな・・・したくないな・・・と心配そうに挑戦した子どもが目をキラキラさせて「おもしろかった」「楽しかった」と表情を一変させることもあります。

 

つまり、子ども達はたくさんのことを見ています。そして、楽しそう・嫌だなという思いを抱き心を刺激されます。次に、この一歩が葛藤なのですが、実際に挑戦してみて確かめます。

ここにきて初めて自分が感じたこと思ったことを言葉や選択するという方法でみんなへ伝えます。

やってみたい競技を選ぶまでに、これだけたくさんの経験や葛藤をしています。

 

 

だからこそ、面白い・楽しいと感じたことは、夢中になってとことん活動できるのです。

 

遊びも同じです。与えられたもので遊ぶ・言われたことをして遊ぶでは、集中力が続かず飽きてしまいます。自分で考えだした遊びは、いつまでも繰り返し遊びます。

 

「面白い・楽しい」の思いの先は、集中する力・挑戦する力・諦めない力・嫌な事も少し頑張ろうとする力に繋がっているのだと思います。この力は、就学・10年後・20年後に必要な力です。

 

子ども達が、表現した「やってみたい」の思いを大事に大事にしたいと思います。思いを大事にすることが、子ども達の笑顔と次の新たな一歩へと繋がることを私は信じています。

 

文責:西元

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