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2020.10.19

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命の大切さ 明るく楽しく伝えよう!~性教育講座に参加して~(主任より)

先日、パンツの教室さんの『性教育講座』に参加しました。

講座を受講する前に持っていた“性教育=恥ずかしい“という概念がどんどん薄れてしまうくらい、とても楽しく充実した、学び多い2時間を過ごしました。

講座後には、“性教育はあなた自身が大切な存在だということを伝える大事な教育”であり、“まずは、大人が明るく楽しく伝えていくことが重要”ということを感じています。

 

 

性教育といえば、皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか?

恐らく多くの方が、“恥ずかしいもの、人前では話しにくいもの、小中学校の保健体育で1.2時間学ぶもの”というようなイメージを持たれているのではないかと思います。わたしもそのようなイメージを持っていました。

 

今回は、パンツの教室さんがされている性教育講座の体験版を、zoomで受講させていただきました。講師の方を含め7人での2時間はあっという間で、まだまだお話聞きたかった!と思うくらいの充実した時間でした。

わたしが学んだこと、感じたことから、今回は2つ紹介させていただきます。

 

 

性教育は、明るく楽しくするもの


子どもの約80%が、5歳までに「赤ちゃんはどこからくるの?」と尋ねてくると言われているそうです。

こんな時によく聞くのが、「コウノトリが運んできたの」「橋の下から拾ってきたの」という言葉。ですが、親が答えを濁したり、「そんなことは今は知らなくていいの」と否定的な言葉を掛けたりすることで、子どもは「あ、なんか聞いちゃいけないこと聞いてしまったんだ…」と思い、二度と親には聞かなくなってしまうとのこと。確かに…と納得しました。

子どもはシンプルに興味があって聞いているだけ。だからこそ、明るく楽しく伝えることが大切なのです。

興味がある時こそ、学びのチャンス!!錦ヶ丘の保育と一緒だ!とも感じました。

 

 

性教育は、自分と他人を大切にする土台になる


性教育で学ぶことといえば、「性行為」や「思春期の身体の変化」というイメージが強い方も多いと思います。

しかし、それは実際、性教育の本当に入口の部分で、登山に例えるとまだ三合目くらいの場所だそうです。

性教育の本当に大切にしたい部分は、その先の「中絶や望まない妊娠を防ぐこと」「性暴力被害を無くすこと」。

自分を守るために、また、人を傷つけないために、性教育はあるのだと感じました。

 

 

 

 

他にも、

●子ども達がよく興味をもつ生き物と結び付けて、性教育について伝えてみること(性転換する生き物や、同性同士での関わり等は、LGBTにもつながります!)

●自分たちが思っているよりもずっと簡単に、ファンタジー化された性情報に触れてしまえる世の中になっていること

など、沢山の学びがありました。

 

3~10歳が、性教育のゴールデン期と言われているそうです。この時期に正しい知識を伝えてあげることで、子ども達の未来を守ることが出来る。そう思うと、性教育のイメージがガラリと変わりました。

園では以前から、年長組・年中組になると保育室に絵本を準備してみたり、プライベートゾーンについて話をしたりと、性教育について環境を作ってきました。今回の学びをもとに、また職員でも性教育について振り返り、ご家庭とも協力しながら取り組んでいけたらいいなと感じています。

 

 

 

紹介


●『パンツの教室』さんのホームページは、こちら です!興味のある方は、ぜひご覧ください。

●今回お世話になったインストラクターは、さとむらみどりさんです!さとむらさんのブログはこちら

●↓この書籍で事前学習して講座を受講しました。本を読んで家庭で性教育について我が子に話をした!という職員も数名います。とても読みやすい本です!

 

 

文責:迫田

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