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2020.11.11

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わくわく運動会を終えて(年長組)

初めてづくしの運動会

第1回 幼保連携型認定こども園錦ヶ丘のわくわく運動会は、色々な事が初めてづくし。

 

10月開催に向けて9月から何度も何度も話し合いを重ねてきました。1学期開催に向けての話し合いを行なったものとは、出てくる意見も違い子ども達の興味の変化もありました。子ども達のしたいもの、やりたいものを生かしながら、親子で楽しめる競技を年長全員で考えました。

 

 

 

子ども達の思いだけではなく、お父さんお母さんの気持ちも反映?


「これはね、お母さん苦手なんだって。だからやめたんだ。」「お母さんは苦手だけど、お父さんと出ることにしたよ。」などと、家での話し合いの様子を教えてくれていた子ども達。自分だけが出る種目とは違い、今回は家族と一緒にできる種目ばかりなので、大いに悩んだことと思います。お互いの気持ちを言い合って、やっぱりやりたいから説得したり誘ったりと、それぞれ気持ちに折り合いをつけて選んだご家庭もあったかもしれません。親子だけど、いえ親子だからこそ、正直な思いを言い合えたのではないでしょうか。

 

待て待て〜

 

つかまえた~

《まてまて》に出た子ども達は、「きつかった・・・」「つかまって良かった」と言っていました

 

 

うちの子はどこかな・・・?みーつけた!

「重た~い」「かたいね」

初めてバルーンに触れたお母さん達からはこんな声が聞こえてきました

 

 

 

自分たちで出る!と選んだ種目


本番の数日前から、マラソンや親子リレーに出たくない、と言いにきた子ども達。理由を聞き、共感し、「ギリギリまで考えていいよ。気持ちが決まったら教えにきてね。」とこちらも気持ちに余裕を持って(笑)対応。本当にギリギリまで悩んだ末、出場できた子どももいました。

クラスのスキップリレーも、実は、並んで準備をしている最中にも数名、「したくない」と声。気持ちを受け止め寄り添っていくと「頑張る!」と参加することができました。クラス全員で頑張って練習したことなど、色々な思いを思い出し、気持ちを切り替えリレーの意味も思い出したのでしょう、みんなと一緒に頑張る!と責任を持って参加する姿が見られました。

 

今はできなくても練習したらできるようになる!


年長のリレーの内容を決める時、昨年の経験から、タイヤ転がし、三輪車、段ボール運びなどがあがりました。

しかし、せっかくだから、「今までやったことのないのがおもしろそうじゃない?」と提案すると、子ども達も一様に頷き、考えていく中でスキップがあがりました。

スキップが苦手な子ども達からは、「嫌だ!」という声も上がりましたが、昨年のタイヤ転がしを振り返り、起こすことも大変で、真っ直ぐ転がす練習をたくさんした事を思い出し、苦手でも練習をしたらできるようになるということに気づくことができました。すると、遊んでいる時や移動の時、意識してスキップで移動するようになり、子ども達が楽しみながら向き合う姿が見られました。

完璧に出来なくても、少しずつ形になっていき、運動会が終わったからおしまい、ではなく、今後も楽しみながらできるようになるといいなと思います。

 

 

プログラム最後の親子遊戯は、幸せいっぱいの家族の姿ばかりでした。

お父さん、お母さんとギューッとして、親子とも嬉しそうですね。

 

 

様々な経験を通して、学びを深めていく子ども達。

ましゅまろはうすが建ち、園庭での実施が難しくなったため、今年度は小学校の校庭を借りての実施。校区内のご家庭には、徒歩での参加をお願いしました。今の子ども達にとって、小学校はまだまだ想像がつかない世界だったかもしれません。しかし、今回小学校の校庭で行ったことで、通学路を通りながら、親子で会話を楽しんだり、校庭の広さや校舎の大きさを実感できたことは、就学への意識づけにもなり、アプローチの一つになったことを感じました。

 

また、子ども達が名前の通り「わくわくした気持ち」で集合し、参加した皆さんの表情もキラキラしていたこと。たくさんの嬉しい言葉。全てに感謝の気持ちでいっぱいです。

このわくわく運動会がいつまでも子ども達の頑張る力の源になることを信じています。

運動会から時間が経ってしまいましたが、たくさんのご協力ありがとうございました。

 

文責 福元 恵美子

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