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2020.11.27

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大震災発生!その時どうする?(避難訓練)

11月の避難訓練は、保育園と合同で震度6弱の大震災を想定した訓練を行いました。

保育園と合同での大きな地震を考えた訓練は初めての試み。訓練ですが、みんな緊張感を持って取り組みました。

 

 

今回は、【震度6弱の地震が発生し、こども園・保育園共に地震による給食室から出火。こども園は初期消火で鎮火したが、保育園は初期消火で鎮火せず、両園共にこども園のなたおれの木の下に避難する。】という想定をして訓練を行いました。

 

 

震度6弱ではどんな被害が出るのか?!

事前の保育園担当との打ち合わせから、密に進めていきました。

計画を立てていく際に、どんな被害が出るのかを調べてみました。


(人の体感・行動)立っていることが困難になる。

(屋内の状況)固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。

(屋外の状況)壁のタイルや窓ガラスが破損。落下することもある。

(地盤・斜面等の状況)地割れが生じることがある。がけ崩れや地すべりが発生することがある。

【出典:気象庁震度階級関連解説表】


被害状況が見えてくると想定されることもでてきました。

 

 

物の落下・棚等倒れる危険性

非常ベルが鳴ると保育室中央に集まり、身体を低く、ダンゴムシポーズで自分の身を守ります。訓練中も『色々倒れてきたら…』と考えると、怖い思いでした。

職員の振り返りの中でも『子ども達の上に覆い被さるようにした』『上からマットやござを被せるといいのでは』と、意識したことや意見等が上がってきました。
【命を守る】為に、振り返りで互いの気付きをシェアすることはとても大事なことです。
今後の課題として、いざという時に瞬時に動けるようにしていきたいです。

 

 

窓ガラスの破損
年長組では訓練中、ガラスが割れた時のことを考えての避難を行うため、ケルンモザイクを床に散りばめ、ガラスに見立てていました。

避難の際には足の裏を破片で怪我しないように段ボールを敷きます。

子ども達も目で見えることだからこそ、いつも以上に気をつけて通る姿がありました。

 

子ども達が避難する前に、職員は必ず避難経路が安全か確認に行き、『こっち通れます!安全です!』と声を掛け合います。その際にガラスの破片等にも気付き、配慮が大事だと改めて感じました。

 

大きな災害の時こそ、いつも以上の職員同士の声の掛け合い、安全確認、気配り、助け合いが必要です。また、前もって予想出来ること、そこに関する行動、課題点は沢山あります。
振り返りでも沢山の意見や対応策が上がってきました。
毎月訓練を行なっていても、毎回新たな気づきがあります。
子ども達も職員もみんなで【災害について】【身の危険について】考える場となる避難訓練。今回も実際の震度6弱の地震が起きた瞬間の動画を見て、子ども達と大震災について話をしました。

 

先日、茨城県で震度5弱の地震がありました。実際に起こり得る大震災。他県ではあっても他人事とは思えず、『いつ鹿児島にも来るかわからないな‼︎』と恐怖を感じ、『もし起きたらどうするか』を子どもも職員も主体的に考えながら日々を過ごすことが大事だと改めて思いました。

これからもこのような時間を大切にし、実際起きた時、慌てたとしてもしっかり頭の中ですべき行動を把握し、子どもの命・職員の命をみんなで守っていけるように努めていきたいです。

 

 

【おまけ:今回の消火訓練の様子です。】

文責:若松

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