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2021.02.12

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言葉で伝える大切の気持ち(年中 たんぽぽぐみ)

今回のブログは、子どもたちの言葉の成長についてお伝えします。

 

二年間今の学年の子ども達と過ごす中で、子ども達の成長を日々感じ、胸が熱くなる毎日です。

年少の頃は自分の事でいっぱいいっぱいだった子ども達も、今では友達に優しい言葉をかけて、寄り添うことが出来たり、リズムで苦手だった体の動きが出来るようになったりしました。

体も、とっても大きくなりましたね。

「抱っこして」と泣きながら言われるより、「大丈夫!」と涙を袖で拭きながら、強がるみんなの姿が増え、頼もしさとともに寂しさも感じます。

 

 

でも何より、子どもたちの中で一番の成長は【言葉】だと感じています。

この一年で沢山の言葉を知り、知識を身に付けました。

「好き」「ありがとう」「どういたしまして」という綺麗な言葉もですが、「嫌い」「仲間じゃない」「おい!」など少し乱暴に聞こえる言葉もよく耳にします。

その言葉がどのような意味を持っているのか、言われたらどんな気持ちがするのか、理解する前に言葉だけを覚えてしまった子ども達も多く、その言葉で友達などの周りの人たちが傷つくという事を想像しにくいことも多いようです。

 

そこで、子ども達とサークルタイムを使って、『言葉について』話をすることになりました。

 

子どもたちから出た意見は以下の通りです。

 

①みんなはどのような言葉が好きか。→「好き、優しいね、大好き、ありがとう」

②どのような言葉を掛けられたら嬉しい気持ちになるか。→「可愛い、好き、えらい、大きくなったね、優しいね」

③どのような言葉を掛けられたら悲しい気持ちになるか。→「ばか、ちび、くそ」「怒って言われたら全部悲しい」

④これから自分たちが気を付けていかなければならないことは何か。→「言われて嬉しくなる言葉を使おう!」「チクチク言葉じゃなくて、優しい言葉を使おう」

 

など。それぞれの問いに向き合い、子どもたちが考えた意見を自分なりの言葉で伝えてくれました。

 

 

幼児期の終わりまでに育てたい10の姿の中に【思考力の芽生え】【言葉による伝え合い】があります。

今回のサークルタイムでは、この二つの姿を伸ばす要素が取り入れられています。

想像することで、思考力は伸びますし、自分の意見を言ったり、友だちの意見を聞くことで、言葉による伝え合いの力が身についていくことと思います。

4月から年長組。子ども達ならきっと素敵な年長さんになるのだろうなと思います。あと1か月弱ではありますが、楽しい年中ライフを過ごしましょう!

 

文責:中村

 

 

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