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2021.02.18
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「節分」ってなんだろう?から得た学び(うさぎ組)

1月末から2月に入る頃、世間では、節分商戦となり、大豆や豆、恵方巻きの宣伝であふれています。宣伝を耳にするたびに、「あ、節分だね、豆まきしなきゃ」「恵方巻き頼まなきゃ、食べさせなきゃ」など、意味も深く触れずについつい行事に乗っかってしまう…そんな風潮が日本には根づいているような気がします。
錦ヶ丘では、「季節に行事に興味、関心を持ち、参加し楽しむ」というねらいから、3学期にはいり、保育の中で節分の話をしてきました。これは節分だけでなく、ブログでもその都度紹介して来ましたが、子ども達はその時期にある様々な日本の文化について話を聞いたりする中で、文化に触れつつ経験しています。
年少組では、『どのように節分を伝えていこうか。』と考え、話し合ってきました。保育教諭も「正しい起源はなんだろう?」としっかりと調べて、行事の内容を理解し、毎回取り組んでいます。
上記説明にあるように、こんな難しい説明をしても子ども達は「???」ですよね。
では、どのように子ども達に伝えていくのかというと… 子どもの年齢にあったわかりやすい紙芝居や絵本です。
今回は「おにとおひゃくしょうさん」という紙芝居を中心に、「節分ってなんだろう?」と一緒に学んでみました。
うさぎ組の活動から
この紙芝居で、まず子ども達が気付いたのが、鬼が苦手なものの存在です!
鬼は子ども達にとって怖い存在。どうやったら退治できるのかがとても気になったようです。
この中で、気づいたことは3つ。
①鬼はちくちくして目にささる柊の葉が苦手!
②鬼は鰯の匂いが苦手!
③豆を当たると痛いから苦手!
「そうか、じゃあどうする?」という問いに対し、「作る!」という子ども達。
「どうやって?」「買いに行く!」「なるほど〜」と子ども達と「どうしたらいいか?」を一緒に考え、今回は必要な材料を買い、“ひいらぎいわし”を作る事にしました。
今年の節分は2/2。前日までに作って飾らないと、鬼が保育室に入ってくるかもしれません。子ども達は真剣です!
まずは鰯をどうするのか…焼くのか、煮るのか生なのか…そこから考えました。(10の姿 思考力の芽生え)
色々な意見がありましたが、「焼く」そして「身は食べる!」と決定。「教室のドアは2つ」である事を確認し、早速焼く準備をし、焼けたいい匂いを嗅ぎながら、2つの柊鰯の製作に取り掛かりました。
でもそこで、次は柊の存在に気づいたようで、「柊はどこにあるんだろう?」と考えだした子ども達。
「鰯と柊を刺す棒は?」「まず、こども園にあるか探してみよう!」と、みんなで園内散策!
「あった!」
そうです。こども園には柊もあります!「僕も私も」と取り合いになりましたが、尖った葉にみんなは「イタタタ!」
「鬼も痛いはずだよね!」と話しながら、柊も刺す木の棒も準備することができました。(10の姿 自然との関わり)
さぁ、準備万端!「これでうさぎ組に鬼は入って来ないよね!」と自信満々の子ども達。
ご家庭でも「鬼に来て欲しくない」と、早速実践してくださった方もいらっしゃった様子です。
さて、当日。準備万端の子ども達も少しソワソワ…
「園庭から鬼が来るのでは…」と心配そうにドアを閉め、見張っていると、なんと!保育室後ろのお手洗いのドアから鬼に変装した保育者が侵入!
ビックリした子ども達は、一生懸命、豆に見立てて作った丸めた新聞紙を投げたり、逃げたりして追い払うことができました。少し呆然としていましたが、「ドアは後ろにもあったね…」と新たな発見をしたようでした。
このことからわかるように、子ども達の視野はまだ狭く、自分が見える範囲で話をしたり、思い込んだりすることが多々あります。この経験を通して、「周りもよくみてみる」ことを学んだことと思います。
恵方巻き作り
毎年、美味しくいただく恵方巻き。今回は自分たちで作ってみようと思い、具材決めから買い物などの体験を行いました。
入園当初、ご家庭の味と違う給食に苦戦していた子ども達も、こども園の畑から野菜を収穫し、クッキングを体験していく中で、見違えるほど野菜など食べられるようになりました!
しかも今回は、大好きなお寿司!ウキウキワクワクしながら具材を考え、買い物に行きました!
卵を割ったり、キュウリを切ったり、ご飯も鍋で炊いたりとたくさんチャレンジしました。その時の子ども達の集中力と目の輝きは、目を見張るものがあります♪
子ども達にとって、自ら考え、「やってみたい!」と挑戦したことへの集中力と経験は何事にも代え難い学びとなります。
また、行事を知り、文化に触れ、たくさんの経験を積み重ねる事で、思考力も養われ、意見を言うチャンスを持ち、意見を交わす事で学びに向かう力を養う事へとつながります。
このような気付きや学びを保育にどんどん取り入れ、培った経験が進級した後にどんな発想につながっていくのか、どのように広がっていくのかとても楽しみです!
文責:桑元