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2021.03.27

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食べるって楽しいね!(くるみ組)

錦ヶ丘の重要な基本方針の1つとしてあげられている「食事」と「食育」。この1年、子どもたちが著しい成長を見せてくれたのも「食べること」だったと思います。

 

 

おなかペッコペコ!」

この言葉は先日、のはら園で遊んでいる途中にAちゃんが言った言葉です。いっぱい遊んで給食の時間が近づいてきた頃、グットタイミングで言ってきました。「準備はできているから食べておいで。」というと走って部屋に戻りました。

Aちゃんは1、2学期はご飯とお肉は好きだけど、野菜は全く苦手でした。大人が野菜をスプーンで口に運ぶと口を固く結んで険しい表情になっていたことがとても懐かしいです。

一人ひとりに合った量を把握して、完食する嬉しさ、おかわりできた誇らしさを持てるような環境を整えていきました。ほんのひとかけらからいろんな食材を食べてきたことがAちゃんの自信に繋がったのだと思います。

 

 

「つわの皮むき

春になって、のはら園にたくさん生えていた「つわ」。子どもたちがたくさん摘んでいたので、「これは食べられるんだよ。給食室に持っていってみたら?」とアドバイスしたところ、子どもたちは喜んで給食室に持って行きました。

そこから始まった「つわのごま油いため」。ワッキーさんから美味しいつわの見分け方も教えていただき、たくさん収穫しました。

 

これがおいしい「つわ」。

葉がツルツルしておらず、茎と葉に白い小さな毛が生えているものが、美味しい「つわ」の印。

給食室で湯がいてもらい、みんなはつわの皮むきに挑戦しました。みんな真剣です!遅ればせながら皮むきに参加した私に、「教えよっか?」「こうするんだよ」と丁寧に優しく教えてくれました。

たくさんのつわの皮むきもみんなでするとあっという間にむき終わりました。

胡麻油と塩胡椒で味付けをして、新鮮な「つわ」を給食と共にいただきましたよ。みんな初めて?のつわの味に「おいしい!」とたくさん言っていました。つわが苦手な職員も「これはおいしい!」と絶賛でした。

クッキングをすると不思議なくらい、野菜が苦手な子どもたちがも「美味しい!」といって食べてくれます。自分の手で作ったんだ!という思いからその料理が身近に感じるのかもしれませんね。また、友達と大きな鍋を囲みながら一緒に作ったことで共感能力が発達し、友達と「おいしい!」という気持ちを共有しているのだと思います。

これからも、錦ヶ丘の美味しい給食やクッキングを通して、食べることの喜びや作ることの楽しさを感じていってほしいです。

さらに、年少組になったら野菜を自分たちの手で育てたいなと今からワクワクしています!!!これから先の子ども達の姿が楽しみですね。

 

文責:福元

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