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2021.05.29
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健全な心身の発達のために大切にしたい「睡眠」について~健康な心と体~

「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」の中に、「健康な心と体」という項目があり、心身の発達や学習の基盤になります。
乳幼児期は、基本的生活の形成の時期で、以下の3つが大きな生活面での大事な基本的な生活習慣となります。
1 1日3回の食事の習慣(箸が使えるようになる等も含め)
2 排泄の確立(お尻を拭くことも含め)
3 睡眠
今回は、「睡眠」について考えてみたいと思います。
〇子どもの睡眠について
24 時間社会の広がりに伴う夜型化によって,遅寝や睡眠時間が減少するなど,日本の子ども達をめぐる睡眠の状況はあまり良好とはいえないようです。
総睡眠時間が17国中一番短いことも気になります。
文献(Mindeliら2010)
【年齢別の必要な睡眠時間のめやす】
文献 全米睡眠財団(National Sleep Foundation in USA)
このデータを見ると、少なくとも、年長組の子ども達でも21時までには就寝できるような環境が必要なようです。
〇 睡眠の役割
子ども達のお昼寝での寝ている様子を見ていると、とても癒されます。「どんな夢を見ているの?」「気持ちいいの?」と思える表情や様子。
ただ寝ているだけのように思いますが、体の疲労回復だけではなく、子どもの睡眠には以下のような重要な役割があります。
「記憶の再整理」: 園や家、学校などで学習したことを脳に記憶として定着させます。
「細胞の新陳代謝」: 「成長ホルモンの分泌」とも関連しますが、「細胞の新陳代謝」で身体中の細胞がどんどん新しくなります。
「免疫力の増強」: 免疫力を高め、強めます。
「成長ホルモンの分泌」: 夜10時頃~2時頃が一番ピークとなり分泌されます。分泌されるまでに1時間~2時間かかるので、就寝時刻は20時~21時がベストタイムです。
〇おうちでできる上手な睡眠のとり方
① おふろで身体を清潔にし、心地のよいパジャマや寝具を準備し、寝る環境づくりをしましょう。
② 寝床つく前は,明るい光(携帯電話等のブルーライト含む)を浴びないよう注意しましょう。寝つきが悪い時は、薄明りの光で、ゆっくり小さな声でお話をしたり、絵本を読んだりしてみてください。
③ 携帯電話等の情報通信機器の使用については、寝る1~2時間前は使わせない等ルールづくりをしてみましょう。
④ 保護者の睡眠を再検討をしてみましょう。保護者の睡眠は、子どもの睡眠習慣に影響します。特に子どもと同じ部屋で寝ている場合は注意しましょう。保護者の情報通信機器の使用についても、ご自身の質の高い睡眠確保のためにも、就寝前の使用はできるだけ控えましょう。
⑤ 年長組さんは、就学が近づいたら、学校のスケジュールにあわせて調整していきましょう。小学生になると生活習慣も変化します。学校へ着いていたい時刻、学校までの徒歩での時間を考え、何時までに家を出ればいいのかを決め、家を出る1時間くらい前を起床時刻として決めます。
ぜひ、ご家庭と園と協力しながら、取り組んでいけたらと思います。
文責:壽福