お知らせ

2021.06.22

Blog

園内研修『保育の怪我・体調不良時の対応』

6月5日(土)、園内研修を行いました。今回のテーマは「保育のケガ・体調不良時の対応」についてでした。

講師は、本園の主幹養護教諭の壽福と看護師の永江が務めました。

 

 

研修の目的


〇 怪我や事故が起きた時に適切な応急手当を早急に、職員全員が同じようにとれるようにし、事故や怪我を最小限に食い止めることができるようにする。

〇 基本的な知識を確認し、園児・保護者・保育者にとっても好ましい応急手当を身に付ける。  

以上の2つでした。

 

 

場のコントロールとは…


今回の研修の中で一番のポイントは、場のコントロールでした。

場のコントロールとは、怪我や病気の応急手当をしている最中、周囲の子ども達の安全確保をすること」です。

つまり、手当てに関わる担当、その他の子ども達を見守る担当、救急搬送を要請する担当、保護者への連絡担当などなど、役割分担を明確にし職員間の連携をしっかりと図ることこそが、子ども・保護者の安心にも繋がり、二次的なリスクも減るという考え方です。日頃も大事にしているチームワークがこういう場面では、更に重要になることを再認識しました。

 

また、その後、各学年ごとに「保育中、熱性けいれんが起きた場合、必要な事とその理由を考えてみよう!」という実践ワークを行いました。

先ほどの「場のコントール」を意識して、いかに迅速に、丁寧に、その場にいる人すべての安全を確保するかを考え様々な意見が飛び交いました。この際に、「けいれんを起こした時が給食の時だったら、食べ物で窒息することも考えられる。その時はどうする方がよいか?」など、実際の保育場面に置き換えて必要な対応はないか、積極的な質問も出てきました。

 

 

今回の学び


今回の研修では、日頃の保育で起きがちな怪我や病気の応急手当や、子ども達の命・身体だけではなく、私たち保育者の身を守るために必要な事も学びました。

私たちは、日頃の引くの中で「大切なお子様の命を預っているという使命感」を持って保育に携わっています。だからこそ、一生懸命になりすぎて、落ち着いて行動できなくなる現実にも気付かせられました。しっかりと説明ができるよう記録をとること、落ち着いて手当てにあたること、そのほかの安全を確保する事、保育者自身の安全も守ること等、一人残らずみんなの安心・安全のためにできることを改めて考える機会となりました。

怪我や病気がないことが何よりですが、『もしも』の時の為に、今回の学びを職員で共有し、いざという時に生かせるようにしていきたいと思います。

 

今回も、研修を実施するにあたり、13時のお迎えのご協力を頂き、ありがとうございました。

 

 

 文責:後藤

 

当園についてや入園に関しては
お気軽にお問い合わせください