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2021.07.08

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童具の世界に触れて(年少少 2歳児くるみ組)

6月、くるみ組では童具に触れる時間を持ちました。

立方体、直方体、2倍体の3種類の積み木を出し遊ぶ子ども達。始めは、どうやって遊んだら良いかわからずにいた子ども達も、繰り返し取り組んでいく中で、高く積む、並べる、見立てる、崩す、倒すなどいろいろ面白さに触れ、気が付けば1時間という日も見られるようになりました。

日々の活動の中で、1人で楽しんでいた子ども達が、友だちと一緒に作る楽しさを覚え、時にお兄さん、お姉さんの作品から刺激を受け真似をしてみる。その楽しさを知ることで、遊びが広がっていくことを感じることができました。

これからどのような発展をしていくのか楽しみです。

 

 

 

初めての童具遊び


錦ヶ丘で使っている積み木は、和久洋三さんという方が考案された、【WAKU-BLOCK】という積み木を使っています。

マットを広げ、たくさんの積み木を出すと興味を持って触った子ども達。しかし、どう遊んだらいいか分からず、積んで触って…もって15分ほどで飽き、集中が途切れてしまう姿がありました。

そこで使用したのが、ワクワクトレー。立方体が16個入るトレーを使って「この上で作ってみよう」と活動を進めると、お皿に見立てたり、お家を作ったり…。色々な発想が見られるようになってきました。

また、積むという経験は、どの子ども達も楽しめる課題。「高く積んでみよう!」と挑戦すると、どんどん積んでいく子ども達、しかし高くなるにつれ、バランスを崩し倒れてしまう事も。倒れたことに涙する姿見られましたが、そんな時は、「倒れちゃったね、もう一回!」と気持ちを受け止めながら、声を掛けると、再度挑戦する子ども達。繰り返し挑戦することで、だんだんと高く積むことができるようになってきて、満足そうにする姿が見られました。

 

 

異年齢での関わりを通して


午後保育の時間の異年齢での活動の時間にも童具遊びをすると、お兄さん・お姉さんが色々な物を作っている様子を見る機会をもつことができました。

積み上げるだけでなく、家や温泉を作ったり、タワーや恐竜と数名で大きな製作する姿も。それを近くで見ているくるみ組はというと、キラキラした瞳で近付き、その作品に手を伸ばして…お兄さんたちに『ダメ!』「壊さないで!」と」止められるという経験をします。壊さないでと言われると壊したくなるのも子どもたちの心理ですね。近くで様子を見ているとニヤッと笑いながらサッと手を出し邪魔をする姿が見られていました。壊された年長児はというと、「壊さないで!」と怒りながらも、再度挑戦する姿…。ダメな事と分かっていてもやってしまう…怒られてしまった、皆嫌なんだ…それも気付きです。

 

 

お兄さんたちの真似


異年齢での活動を経験した子ども達。その後の遊びに変化が見られ始めました。

高く積むだけではなく、複数の積み木を組む合わせながら色々な物を作ろうと挑戦する姿が。ピアノに温泉、電話…作品は大きくはありませんが、くるみ組なりの発想でどんどん色々な物に見立てて作品を作っていく子ども達。ひとりで作っていると、「一緒にしよ!」と言う声さえ聞かれるようになりました。

複数名で作っていると多少のいざこざもありますが、次の瞬間にはニコニコ笑顔で微笑み合う姿。クラス皆で温泉づくりやドミノにも挑戦。初めはうまくいかなくても、また次の日思い出して挑戦する姿が見られるそれだけで嬉しくなってしまいます。

 

簡単なようで奥深い童具の世界…

子ども達がイメージするものに見立てて組み立てていくことができる発想力をこれからも育んでいきたいと思います。

 

文責:田中

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