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2021.07.30

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夏の遊びを思いっきり楽しむ(3歳児 年少組))

梅雨も明けて日差しがサンサンと降り注ぐ夏、戸外にて水や泥で思いっきり遊んでいます。

なたおれの木の下の木陰で、スコップ等のおもちゃを持ち出し、水と砂をまぜて泥をつくって遊びこむ子ども。

砂場の砂での感触遊びを楽しむ子ども。

水を掛け合って喜ぶ子ども。

職員がホースやスプリンクラーを使って水をかけるところに、喜んで集まってきて全身濡れながら走り回る子ども。

それぞれが夢中で楽しんでいます。

 

夏ならではの遊びを楽しむこども達の様子を紹介します!

 

 

戸外へ出る時のお約束!


『お茶の時間!と呼びかけがあったら、必ず水分補給をする。』

遊びに夢中になる子ども達に、水分補給の声掛けを10分~15分おきに行います。

連日30度を超える暑い戸外です。

外には熱中症対策に気温を確かめるための設置があります。

濃い赤いゾーンに来たら、部屋へ入ります。

熱中症対策ブログで紹介しています。こちらへどうぞ!

 

 

 

子ども達の様子は…


ブログでも戸外遊びの様子を度々お伝えしていますが、3~4歳児のこの頃の子どもは、ひとり遊びをする様子がたくさんあります。

 

この時期の子どもは、興味のあることに没頭し、友達と関わっているように見えても、実は一人遊びの延長である場合も多いのです。

4月の頃は特にそのような傾向にありましたが、夏を迎えた今、友達の存在を意識し、友達と関わりながら遊びこむ姿もたくさん見受けられます。

 

 

砂場でそれぞれ遊ぶ姿。

 

 

ごっこ遊びも盛んです!

 

泥の感触を楽しみ、手足泥だらけでダイナミックに遊ぶ姿。

 

ホースからも水しぶきを全身で浴びながら、近寄ったり、逃げたり、大はしゃぎです。

冷たい水を掛け合って笑い合う姿、とっても良い笑顔です!

友達同士で水路で橋を作る様子です。

友達とあ~でもないこ~でもない。と様々な子ども同士の会話が聞こえてきます。

「こっちに置いた方がいいんじゃない。」と水の流れを意識し、声をかけながら、トンネルを置いていく姿。

友達と共有して交流して工夫する姿に、この数か月での成長を感じずにはいられません。

 

子どもの中には感触が苦手で、汚れることに抵抗があり嫌がる子どももいて、水遊びが苦手な子どももいます。

私達は生きていく中で、様々な感触に触れ合います。経験がなければ、安心して触れることはできません。

子ども達にとって恐怖にならないように、少しずつ色々な感覚を経験しながら“感覚の器”を広げていけるように機会をつくっています。

今までの戸外遊びでの体験から、泥まみれになっても平気で遊びこむ子ども達の姿がたくさん見受けられます。

「くるみ組の時は嫌がって泣いていたのに、年少組になった今では平気に無邪気に遊んでいるのは、経験だなあ、と思います!」

と、保護者の皆様から嬉しい感想も頂きました。

 

 

現代社会は、テレビ・スマホ・そして戸外は、コンクリートジャングル化していき、どんどんAIの世界が広がっていきます。

裸足で大地をしっかりと踏みしめ、土の感触を感じ、光を浴びて、泥や水を浴びる。

木陰で木のさざめきや、小鳥のさえずり、虫の動きを観察する。

当たり前の様で、貴重な場所であり、貴重な機会であり、経験であるとしみじみ感じます。

 

先週、ワッキー園長が、のはら園に巣作りしたハトの巣から卵をそっと取り出して見せてくれました。

この自然豊かな環境で、五感をフルに使って感じた活動や遊びを行うことは、「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」の全てにつながり、育まれていきます。

子ども達の感覚や感性が研ぎ澄まされ、豊かに育っていく様子を楽しみに見守っていきたいと思う夏のひとときです。

 

文責:有川

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