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2021.07.30

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どうやったら美味しく食べられる?(4歳児 年中組 たんぽぽ組)

錦ヶ丘の畑には、色々な種類の野菜がありますが、今回、たんぽぽ組が注目したのは、『にがうり』です。

にがうりを見ていると、子ども達から、「ゴーヤだ!これ苦いから嫌い」というネガティブな言葉が沢山飛んできました。

しかし、そうは言いつつも興味は持っており、にがうりを見て「大きい葉っぱ!」「きゅうりの花に似てるけど、仲間なのかな?」と考える子どもの姿がありました。その言葉を聞いて、他の子ども達も、自分の考えを友達に伝え、話が盛り上がっていました。

 

そして、すぐに図鑑を持ってきて何かを調べだす子どもの姿が!

少しすると「見つけたよ!図鑑に載ってた!」と、喜んでにがうりが載ったページを見せてくれました。

 

 

4月から、たんぽぽ組の子ども達を見ていると、何か興味のある物を見つけると、探したり観察したりするだけでなく、すぐに図鑑で調べようとする姿があります。

興味のあることを調べてみようとする姿は、とても素敵なことだと思います。

普段の遊びの中で、沢山の気付きがあり、なぜだろう?どうしてだろう?と考え、調べ、友達と思いを共有したり、意見をぶつけ合い、試してみる姿が思考力の芽生え(10の姿)に繋がっていきます。

 

『にがうり』の美味しい食べ方を考えよう!!


にがうりは子ども達にとって、美味しくない、苦いというマイナスなイメージ。

 その思いをどうにか変えたい、普段食べる機会が少ない野菜だけど、少しでも食べてみることができたらいいなと思い、

私は子ども達に、「苦いゴーヤを美味しく食べられる方法はないかな?」と問いかけてみました。

すると、一生懸命考える子ども達。その姿もたんぽぽ組の子ども達のいいところです!給食中も友達と一緒に「にがうり」について話をしていました。

 

その日の午後のサークルタイムで子ども達の考えを聞いてみると、

☆にがうりチップス

☆にがうりの塩もみ

☆砂糖としょうゆのにがうり炒め

☆にがうりジュース

☆ご飯と一緒に食べる

という意見がでてきました。

 

正直、子ども達の意見を聞いて、本当に美味しく食べられるかな?みんな食べられるのかな?と思いましたが、子ども達が「これだったら美味しく食べられそう」と考えて出してくれた意見だったので、この調理法でクッキングをすることにしました。

 

今回、4種類の調理法がでてきたため、子ども達に自分が作りたいものを選択してもらい、少人数のグループに分かれて行いました。

少人数に分かれることで、友達との関わりが増えたり、協力しようとしたりする姿がでてきて欲しいという思いもありました。

調理前、グループの友達と、どんな材料、道具が必要かも考えました。

まだ、話し合いになっていないグループもありましたが、少しずつ話し合い活動を経験していく中で、自分の考えを伝えたり、友達の意見にも耳を傾けたりしながら、話す・聞く・伝え合う力を伸ばしていきたいと思います。

 

 

自分達で考えた調理法でクッキング!


それぞれ、グループの友達と一緒に、洗ったり、種を取り、切ったり、炒めたり、ミキサーを使ったりと、協力しながら楽しく作ることができました。

子ども達に何が難しかったか聞くと、「種を取るのが難しかった」と教えてくれた子ども達が多かったです。

 

 

 

にがうりって美味しい!


にがうりについて観察したり、考えたり、クッキングするまでは、「苦いから嫌い!」と言っていた子ども達。

でも、クッキングをして食べてみると、「にがうり美味しかったよ!」「食べられた!」という声が沢山聞こえてきました。

苦手な子ども達も、一口は食べてみようとする姿がありました。

自分達で考えた調理法で、友達と一緒にクッキングして食べることで、苦くても美味しく感じるのですね。

ぜひ、ご家庭でもお子様と、苦手なものを美味しく食べる方法を考え、クッキングしてみてください!

 

 

文責:武石

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