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2021.08.19

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れんげ組の一日① 〜午前中編〜(0歳児 れんげ組)

子ども達もすっかりれんげ組に慣れ、子ども達同士ハイハイで追いかけていたり、れんげ組以外の職員が側にきたら人見知りをして泣いたりれんげ組の職員に抱きついたりと、心も体も嬉しい成長が見られています。

日々のお子様の様子は、送迎の際に直接お話させていただいたり、連絡帳でお伝えしたりしますが、「どんな風に遊んでいるのかな?」「給食はどこでどんな風に食べているだろう?」「お昼寝は?」と、知りたいことがたくさんあると思います。

そこで、園での一日の生活のおおまかな様子を、写真と共に前半と後半に分けてお伝えしたいと思います。

今回は午前中の様子をご紹介します。

 

 

【登園・検温】

早い子どもは7時過ぎに登園してきます。

登園すると、まず検温をします。じっとして検温を受けてくれる子もいれば、のけぞって嫌がったり泣いたりする姿も見られます。

私たちが子ども達ををお預かりする際は、まず体調の確認をします。「変わりはなかったですか?」と毎日お聞きするのは、夜眠れなくて機嫌が悪い、熱はないが体調が悪いなどの『普段と違う様子』を把握しておくことで、いつも以上に気を付けてお子さんの体調を見ることができるからです。

 

9時前までは、つくし組の部屋で一緒に過ごします。他学年がれんげ組の子ども達のお世話をしたがったり、一緒に遊んでくれたりと、 異年齢の子どもと一緒に過ごすことの良さが見られます。れんげ組の子ども達も、お兄ちゃん・お姉ちゃん達に囲まれて、なんだか嬉しそうな様子です。

ブロックやままごと、絵本など、その時の人数や、子ども達の様子次第で出す玩具や数なども調整します。

途中、三年番茶で水分補給をします。

 

 

【れんげ組へ戻る】

ゆったりした雰囲気で過ごす事ができるように、9時前にれんげ組へ戻ります。

好きな玩具を出して遊んだり、絵本を見たり、トンネルを潜ったりと、思い思いに遊んでいます。

私たちは、「おしっこは出ているかな?」とオムツの状態を確認してオムツを換えます。オムツ交換は、都度様子を見て交換をしますが、目安となるタイミングがあります。おやつ後、保育活動の後、給食後、午睡後などです。しっかりおしっこが出ているか、出ていないのか、職員間で様子を共有し、水分補給を一人ひとりのその日の体調に応じて摂取できるようにしています。

送迎の際に、保護者の方に家での水分の摂り方や排尿の様子をお聞きすることが、子ども達の体調を知る上で大切な事ですので、細かいことまで教えてくださると嬉しいです。

 

 

【朝のみんなの時間・補食】

おやつを食べる前に、朝の集まりをします。指遊びをして『おはようの歌』を歌い、名前を呼びます。

朝の歌で「先生おはよ、みなさんおはよ♪」とおはようで頭を下げる振りがあるのですが、れんげ組でも歌い出すと、頭を下げる子もいますよ。

点呼の時は、自分の名前が呼ばれると、ニコニコ笑顔で両手を挙げて教えてくれます。(他の子の番でも挙げる時もあります 笑)

 

いよいよ子ども達が楽しみにしているおやつの時間です。その後の活動の流れや給食の時間も考慮し、9時30分には食べるようにしていますので、登園は9時15分までにお願いします。

以前は、椅子を出すと椅子の所にきていましたが(この行動も椅子とおやつの時間を関連付けていますね)、最近は、「おやつ食べようか。」と言うと、一斉におやつを食べる場所へ移動します。言葉の意味も理解してきましたね。朝早く登園の子ども達は特に楽しみにしているようです。

 

おかわりが最後の時は、必ず「これで終わりね。」と声をかけています。今はまだできなくても、見通しがもてるように声をかけています。最近、何となくわかってくれているように感じます。

おやつが終わると、三年番茶を飲むのですが、まだ食べたい子は(まだ食べたい!)と言わんばかりにマグマグを落としたり、椅子を蹴ったり、テーブルを叩いたり。(お茶が出てきたら、おやつは終わり・・・)と分かっているからこその行動ですね。

私たちは、子ども達の気持ちを受容共感しながら、「まだ食べたかったね〜。美味しかったね。」と気持ちを代弁することで、気持ちの切り替えができるように見守ります。

 

 

【リズム】

おやつが終わって少しゆっくりした時間を過ごしていると、つくし組から朝の歌が聞こえてきます。れんげ組もつくし組のピアノに合わせて歌を歌います。

「手をたたきましょう♫」が大好きで、手振り身振りで歌っていますよ。

 

次はリズムです。

※先月のブログにもリズムのことが書いてあります。読んでいただけると、赤ちゃんの頃の大切さを実感できると思いますので、ぜひ一読をお願いします。→こちら

れんげ組の子ども達は、もちろんはじめはどんな動きをするのか最初は知りませんでした。れんげ組職員がするリズムを、じっと見て少しずつ覚えました。今ではどんぐりの曲が流れるとゴロンと横になったり、おうまが聞こえると、ハイハイの動きをしたりしています。

 

リズムが終わると、絵本の読み聞かせの時間です。

先日、うっかりして読み聞かせをせずに過ごしていると、Nちゃんが絵本を置いてある棚を指差していました。「あっ、Nちゃん絵本だったね。教えてくれてありがとう。」と言うと、満足気な表情をしていました。生活のリズムが整ってきていることに、改めて感心する出来事でした。

 

 

【主な活動】

リズムが終わると、その日の主な活動になります。日によってねらいを立て、戸外遊びや室内遊びを計画しています。

ハイハイをたくさん経験して欲しい時は、室内ならでこぼこ道を作ってみたり、歩くを経験して欲しい時は、広い範囲でなるべく他に興味がいかないような環境にしたりと、意図に合う計画をします。

子どもの興味や様子、その日の気候などで変更することもあります。

例えば、昨日は水路の水に興味があったから、今日もなたおれの木の下で遊びながら水に気付いて興味を持って水路にいくか、橋に行くかどちらに興味がいくかな?と予想を立てていても、れんげ組のテラスから出たら、目の前の三輪車に全員が興味を示し、時間いっぱいじっくりと三輪車で遊んだ日もありました。

 

このように、保育のねらいのもとに日々の保育が行われています。

0歳児は、生活自体が遊びであり、学びでもあります。大人にとっては当たり前のことも、子どもにとっては、発見であり、不思議だったり、興味を持ったり。その気持ちを大切に育てていきたいと思います。

 

 

まだ、一緒に遊ぶことができない月齢のお子さんは、抱っこやベビーカーで心地よい風に吹かれたり、木陰でみんなの様子を見たり声を聞いたりして過ごします。

木の葉が揺れる様子を目や首を動かして追ってみたり、気持ちよくすやすや寝始めることもありますよ。

 

 

【給食】

戸外でたくさん遊んだ後は軽く砂や泥を落としたり、シャワーをしたりして、気持ちよく給食を食べられるようにしています。

 

 

 

手づかみ食べを存分にしていく子ども達。「いただきます」の前に、お手拭きで手を拭きます。

最初の頃は、手を拭くのも待てず、お手拭きを渡した途端投げていたこともありましたが、今では「ぎゅっぎゅっしてね。」とお手拭きを渡すと、両手で掴んでぎゅっぎゅっと自分で拭こうとする子ども達です。

 

仕上げに大人がしっかりと手を拭いて、スタイをつけて給食の歌を歌います。「いただきます」では、手を合わせたり、頭を下げたり、食べる準備は万端です!

お腹が空いている子ども達は、口いっぱいに入れ込もうとします。まだ、カミカミモグモグが上手くいかない時は、一口に入れる量を大人が伝えてあげるようにしています。でも、たくさん口に入れたくて、「早く早く!」と言わんばかりに訴えてきます。

給食を食べ終わったら、それぞれ離乳段階や発達段階に応じてミルクやお茶を飲みます。

 

沢山遊んで、お腹いっぱい食べて… ご飯を食べている間に、少しずつ眠くなる子ども達。もうすぐお昼寝の時間だよ、と環境でわかるように、レースカーテンを閉めたり、天窓を閉じたりします。

自然と眠たくなり、午睡に入っていきます。

 

 

次回、後半は給食後の沐浴からです。

お楽しみに!!

 

 

文責:福元

 

 

 

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