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2021.09.06

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園内研修「錦ヶ丘の食」

8/28(土)、『錦ヶ丘の食』というテーマで園内研修を行いました。

講師は、保育園・こども園両園の栄養士である福元栄養士が務めました。

 

研修のねらい


①園の大きな柱である“食”に関する理念や取り組みについて知り、保護者や見学者に説明できるようになる。
②園の理念を踏まえた給食時間の雰囲気づくりのために、保育者がどのような工夫ができるのかを考える 。

この2つを目的として、こども園・保育園職員合同で研修を行いました。

 

 

錦ヶ丘の食のこだわり


“錦ヶ丘の給食の特徴って何がありますか?”

研修の序盤に福元栄養士から、問いかけがありました。パッと思いつくものもあれば、なかなか思いつかないものも。

園の特徴の3本柱の1つである“給食”のこだわりを職員がきちんと理解しておくことはとても大切なことです。

専門的な話もありましたが、「なぜ牛乳を飲まないのか」「なぜ三年番茶なのか」「白砂糖を使わないのはなぜか」、最も特徴的な部分は栄養士以外の職員も把握しておきたいところです。

 

また、粗食の日で日頃の食事のありがたみを感じる日を設けたり、普段あまり食べ慣れないような珍しい食材を給食に取り入れたりしています。

お米と味噌汁という素朴な食事で、お米の美味しさを感じたり、日頃の贅沢な食事を振り返ってありがたみを感じてほしいという思いや、様々な食材を見て、触れて、食べて、沢山の食体験を積んでほしいという思いで取り入れていますが、その感謝の気持ちや興味をまずは職員が持つことが大切ではないか、という話がありました。

給食室は生産者の思いを受け、大切に調理した給食を提供し、その先をクラスにいる職員に託しています。託す側も食への感謝・興味を忘れずにいなければなりませんが、給食にこだわりを持つ園だからこそ、子ども達と密接に関わっている現場の職員が、食への感謝と興味を持ち、子ども達との関わりに繋げていければと思います。

 

 

ゆうかり学園の餃子について


9/1の給食で提供した「ゆうかり学園の餃子」について、事前に、給食室以外の職員とも情報共有を行いました。

まずは職員が”知っておくことで、子ども達にどのように伝えていけば良いのか考えるきっかけとなりました。

 

 

楽しい雰囲気作りをするには?


最後は、今回の研修の内容を踏まえてと、教育要領や保育指針に記載されている「(前略)意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べる事を楽しみ、食事を楽しみ合う園児に成長していくことを期待する物であること。」(引用:認定こども園教育保育要領 第三章第三節 2食育の基本)等を念頭に、下記のようなテーマで話し合いを行いました。

 

・苦手な食材がある子どもに対して、どのような関わりを行うか。(その場の声かけや関わりのみならず、その後の保育面も)

・子どもの食への意欲を高めるためには、楽しい雰囲気の給食時間を作るには、どのような工夫ができるか。

 

今回の研修は、こども園・保育園の職員が学年ごとに同じテーブルを囲んで行ったため、保育園で行っていること、こども園で行っていること、それぞれの意見を活発に交わすことが出来る場となりました。

 

苦手な物も少しでも食べてほしい。でも食べること自体を嫌いになってほしくはない。では、どのような声掛けや対応をしていけば良いのか?

職員1人1人に子ども達を思う気持ちがあり、“こうしなければいけない!”という正解はないけれど、改めて、楽しい雰囲気作りってどういうことだろう?と考える有意義な時間となりました。

 

 

これからも、両園職員で情報交換をしつつ、錦ヶ丘の三本柱である“食”を大切にしていけたらと思います。

 

文責:米澤

 

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