お知らせ

2021.09.24

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ゆったりとした時間を~延長保育~

幼保連携型の認定こども園になり、2年目になりました。

幼稚園型の認定こども園だった頃は、18時以降に園で過ごす子どもは多い時でも4人ほどでしたが、今は毎日10人強の子どもが18時以降も園で過ごしています。

0歳児~5歳児の子ども達が一緒に過ごすこの時間は、より家庭的な雰囲気で、ゆったりとした時間が流れています。

徐々に暗くなり、また、人数が少なくなり、不安になってしまいやすい時間帯だからこそ、あたたかく心地よい関わりができるよう、これからも努めていきたいと思います。

 

 

どんなことをしているの??


18時になると、おやつを食べます。

みんなでまあるく半円状に座り、顔を合わせておやつを食べるこの時間は、「いつお迎えが来るかな…」というちょっぴり不安だった気持ちを少し軽くしてくれる時間になっているように感じます。

毎日給食室が準備しているおやつは、おにぎりやビスケット等、15時のおやつとはまた違ったメニュー。ちょっとした“特別な時間”に、子ども達も楽しみにしているようです。

 

 

おやつを食べ終わると、お迎えが来るまでゆったりと遊びます。

一人、また一人とお迎えが来る中で、「僕はまだかな」と呟く子どもや、時には突然堰を切ったようにワーッと泣き出す子どももいます。

そんな時はギュっと抱きしめたり手を握ったりしながら、「ママに会いたいよね、寂しくなったね」等と気持ちを受容し、少しでも安心して過ごせるように努めています。

保護者の方がお迎えに来られた時の、子ども達はもちろん、保護者の方の「やっと会えた!!」という表情に、こちらもとても心があたたかくなります。

 

 

 

異年齢での時間だからこそ


「おやつの袋が開けられない」と困っている人に、「開けようか?」と優しく声を掛け、手を差し伸べる年上の子どもの姿や、

「おいで」と言わずとも、「お兄ちゃんが来た!」と言わんばかりに年長児に駆け寄る0.1歳児の姿など、

異年齢だからこそ見られる子ども達の関わり、心の育ちの姿が沢山見られます。

子どもは子どもの中で育ちます。同年齢の良さ、異年齢の良さ、それぞれの良さがあることを、子ども達の姿から感じます。

 

一昔前までは、きょうだいが多くいたり、地域の幼馴染と晩御飯ができるまで遊んだりと、近い年齢同士での関わりが日常的に自然と生まれる環境がありました。

今は共働きの家庭や核家族が増え、そこに加えてコロナ渦で、なかなか人との関わりが難しくなっています。そんな今だからこそ、こども園で長い時間を過ごす子ども達にとっての“日常”を、できる限り守っていくことが、私達保育に関わるの職員の使命なのだと感じます。

毎日の沢山の関わりの中で育っていく子ども達。人数が少ない延長保育では、これからも、じっくりとした関わりの下、より家庭的であたたかい時間をつくっていきたいと思います。

 

 

毎日遅くまでお仕事をされている保護者の方にとっては、「遅くなってごめんね…」とご自身を責める方もいらっしゃるかもしれません。

特に、日暮れが早くなる今からの時期は、「早く迎えに行かないと…」と、焦ってしまう気持ちになってしまうこともあるのではないでしょうか。

 

子ども達は、お父さん・お母さんのことがなにより大切です。保護者の方が元気でいてくださることを一番に思っていると思います。慌てず、安全運転で迎えにいらしてください。

毎日お仕事お疲れ様です!お迎えにいらしたときは、お互いに「今日もお疲れ様!!」の気持ちで、お子さんをギュっと抱きしめてあげてください。

「ただいま!」とお迎えにいらっしゃるのを、子ども達とお待ちしています!

 

 

文責:迫田

 

 

 

 

 

 

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