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2021.10.23

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自己肯定感を高めるために(2歳児 年少少 くるみ組)

皆さんは、ご自身を褒められた時、どのように返しますか?

では、お子さんの事を褒められたら、どう答えますか?

日常に転がっている何気ないやり取り…どのように対応するのが最善なのだろう…そんなことについて考えてみました。

 

考えるきっかけとなったのは、1冊の本がきっかけでした。その中に「日本人は褒められるとそれを受け止めず、跳ね返してしまう」と書いてありました。

そして、その本には、子どもが褒められた際のやり取りのことも書かれていました。

 

 

今までの自分は…


私は、自分の事はもちろん、謙遜の意味も込めて「そんなことないですよ!」と否定し、受け止めない事の方が多かったように思います。

同じく、娘の事を褒められても「そうですかね~、外面がいいんですよ!家ではわがままばっかりで!」なんて、たとえ娘が近くにいても言っていたな…と。

 

大人はそれを謙遜と捉えても、横で聞いていた娘はどう感じていたのだろう…。なんで、「ありがとうございます。」と受け止めてあげられなかったんだろう…と、今思います。家の中ではどんなに褒めて育てたとしても、外でしかも他人の前で否定されたり、ダメだしされたら、自己肯定感も下がりますよね。

 

 

ただ褒めればいいの?


子ども達にとって誰よりも大切な存在である家族だからこそ、周りから褒められた時に、一緒に喜び、もっと褒めてあげることができれば、自己肯定感を挙げることができるのではないかと感じました。

でも、何でもかんでも褒めてしまうと、子ども達の天下になってしまいますね。

そうではなく、事実を褒めること、「片付けを最後まで頑張って偉かったね!」「優しい言葉を掛けてくれてありがとう」等、子ども達自身がなんで褒められたのかが分かることが大事なのだと思います。

 

 

良いことは認めあって…


クラスの友だち、仲間、同じ園に通う仲間、ご近所さん…そんなネットワークの中でお互いに褒めながら子育てをしていくことができれば、きっと子ども達も自信を持って伸び伸びとそして優しさや思いやりの心を持って、周りを認め合いながら生活していくことができるようになるのではないかと考えます。

とは言え、褒めるって恥ずかしさもあり、難しかったりもしますよね。

まずは、ご家庭から、互いに褒め合うこと!そして、色々な場所で褒めてもらったら、たとえ納得できる内容ではなくても、「この人にはそんなふうに映っているんだな」と受け止めることから、始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

【参考】

『なぜ、私たちは新型コロナウイルスを与えられたのか?』 著 鈴木 秀子 / 原 邦雄

 

 

文責:田中

 

 

 

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