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2021.11.10

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やってみたいから生まれること(5歳児 年長組)

4月から様々な活動に取り組んできた子ども達は、今、連続した活動をもっと広げていくために、対話をしながら活動をしています。

その中で、特に子ども達の得意なことは『製作活動』です。先月もブログで紹介しましたが、拾ってきたどんぐりを使ったり、粘土や絵の具を使った活動が活発になりつつあります。

 

 

どうしようかな?


どんぐりを拾ってきた直後から『このどんぐりでどんな事してみたい?』と問いかけると、すぐさま『どんぐり駒!』と返ってきました。

それもそのはず、子ども達は今まで経験してきたことです。駒しか作った事がありません。

『そうか〜 作った事があるけどそれでもいい?』と返すと、

『…..』

『違うの作ってみたいかも』
との声がちらほら聞こえてきました。

 

毎年どんぐりの活動を取り入れていたので、園にはどんぐり製作の本が何冊かあります。そこで、その本をそっと教室に置いてみました。

 

すぐさま本の存在に気づいた子ども達は、本をめくりながら、
『これいいね!』

『これ作ってみたい!』

という声が上がり、早速準備を始めました。

 

文字に関心が増してきた子ども達は、よく説明文を読みながら、準備するものを確認して、家にあるものは持参し、集中して製作に取り掛かりました。

 

 

どうしよう?


張り切って製作に取り掛かったのはいいのですが、どうしても難しいと感じたり、材料が園でも足りない時もあり、『これがないんだけど…』『ちょっとむずかしい』と困った様子で相談してきました。

その時、私達保育者はどうすると思いますか?

①難しい所を手伝う

②すぐに材料を揃えて手伝う

③一緒に考えながら見守る

 

もう錦ヶ丘の保育をご存知の方はすぐにわかると思います。

③ 一緒に考えながら見守る ということに重きを置きながら、子ども達のそばで活動を見守ります。大人が考えても難しい製作は、いくら子ども達がやってみたくても、まず『これって自分でできるのかな?』と一緒に考えてから選択をしていきます。

 

大人が介入すれば、見栄えの良いものができますが、今の子ども達にできること、今の子ども達のの感性を大事にしたいので、考えてもらい、自己選択をし、チャレンジしていきます。そうすることで、子ども達の感性を最大限に活かすと共に、子ども達が集中し、満足した作品になるからです!

 

その製作のときの集中力といったら…

 

好きな事に夢中になる気持ちは大人も子どもも一緒だなと痛感させられます。

今回はどんぐり製作に焦点を置き、書かせていただきましたが、そのほかにも様々な製作活動に取り組んでいます。

 

 

フェスタに向けて


これから、もっともっと子ども達の製作活動は活発になってきます。そのなかでの子ども達の発想力、想像力には驚いてばかりです。一流の誰もが認めた作品ではないかもしれませんが、今、現在の、5歳児の感性を肌で感じ、集中して、何より楽しんで取り組んでくれた子ども達の作品を見ていただければと思います。

 

ご家庭でもどんな事に取り組んでいるか、そっと聞いてみてください。もしかしたら、何にも答えてくれない子もいるかもしれませんが、その時はフェスタ当日を楽しみにしていただければと思います。

私たち保育者も子ども達の想いを最大限に引き出していけるよう取り組んでいきます!

フェスタ、楽しみですね!

 

 

文責:桑元

 

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