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2021.11.15

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やってみたいから広がる遊び(4歳児 年中組)

2学期に入り、「こんなことをしてみたい」「友達と一緒にしたい」という気持ちを発信できることが増えてきている年中組の子ども達。

絵の具や粘土、折り紙、廃材を使って自分の作りたいものを形にして表現したり、わらべうたなどを通して表情や体を動かして自分を表現したりしてきました。

 

その中で、友達や保育者と気付きや考えを共有しようとする姿も見られるようになってきています。

 

年中組のフェスタ


今回、子ども達には、『フェスタに向けて何がしたいか』ではなく、『自分がどんなことをやってみたいか』問いかけて活動を進めてきました。

見せるために何かをするのではなく、自分のやってみたいこと、好きなことを自分で見つけて取り組んでいることを保護者の方に見て頂けたらいいなと思っています。

 

 

毎回、活動前に子ども達と、「今日は何をしたいか」という話をして、ホワイトボードで可視化して取り組んでいます。

活動前や活動後に各グループの活動したことをクラスで共有することで、最初の頃は「やっぱりこっちの遊びをしてみようかな」「あっちの方が楽しそう」といろんなことを経験し、その中で自分のやりたいことを見つけています。

 

それを繰り返す中で、子ども達の遊び、やりたいことが下の5つの大きなテーマに絞られました。

 

〇映画館を作りたい!

〇プラレールを作ってみたい

〇歌を歌いたい!

〇楽器を作って演奏してみたい!

〇絵本の「どんぐりむらを自分達でも作ってみたい」

 

 

それぞれが、テーマの中で「どんなものが必要か」「どのようにしていきたいか」話し合っています。

一人で自分の作りたいものを作る、友達と一緒に1つのものを作る、大人数で1つのものを作るなど、一人ひとり、その日、その時によって活動の仕方は様々です。

それぞれの、その時の気持ち、気付きを大切にしながら、進めています。

 

 

 

やってみたいと思って決めたこと


最初は、毎回違う遊びを選択して、自分のやりたいことを見つけようとしている子ども達も多くいます。

しかし、自分の好きなこと・やってみたいことを見つけると、次の日も、その次の日も同じテーマを持って活動に取り組む姿が見られます。

そして、子ども達から「今日は続きができる?」「今日もしたい!」という声が聞こえるようになってきました。

やりたいことに向かって活動に取り組んでいると、子ども達が自分でどうしたらいいか考えたり、試行錯誤しようとしたりする姿が沢山見られます。そして、活動しているうちに「こんなものも必要」「こんなふうにしたらいいかも」と1つの遊びがどんどん膨らんでいきます。

 

そんな子ども達のいきいきした表情を見ると、私も嬉しくて、一緒に考えながら活動することがとても楽しいです。子ども達のやってみたいという気持ちは、本当にすごいなと思います。

 

 

フェスタまで


フェスタまで残りわずかとなりました。

活動していく中で、『子ども達から、お父さん、お母さん、他のクラスの友達にも見せたい』という気持ちが子ども達からでてくるようになりました。

子ども達が自分達でできることを考え、取り組んでいます。子ども達が自分で決めて、一生懸命取り組んでいることを温かく見守って頂けると嬉しいです。

子ども達の気付きや思いを大切に、活動を進めていきたいと思います。そして、完成したものだけでなく、フェスタまで取り組んできた過程も合わせてご覧ください。

 

 

文責:武石

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