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2021.11.18

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やりたい!見せたい!の気持ちを(3歳児 年少組)

4月に新入園児を迎え、様々な活動に取り組んできました。

最近では、もっと広げる為に対話をしながら保育を進めています。

 

今回、12月にあるフェスタについて何回も子ども達と話し合いを持ちました。

話し合いをする中、「いつもこども園でしている事を見てもらいたい!」と子どもたちから声が上がりました。

 

その中の1つ目は、童具です。

童具とは、童具館の45mm基尺の積み木で、<和久洋三さんがおよそ40年の子どもとの創造活動の中から、子どもの創造欲求に応え発展できるものを>と考え、フレーベルの理論を基に生み出した積み木です。

 

 

遊ぶ姿


1学期から童具で遊ぶ回数を重ねてきた子どもたち。童具で遊べるようにコーナーを作ると目をキラキラさせながら作り始めます。

最初は、縦または横に並べるだけでしたが次第に立体的なものを作り始めました。

 

それが今では、立派な建造物や今にも動きそうな作品など、子どもの豊かな表現力・創造力に驚くことが多くなりました。

そして一人で黙々と作って自分の世界観の中で楽しんでいた遊びから友達の作っていたものと繋げてみたり、作り始める時から友達と一緒に話をしながら作ったりと、世界観に広がりが見られるようになってきました。

 

 

『大きな家を作ってみたい!』


土曜日、保育者や異年齢児の友達と一緒に円筒ドーム筒型の家を作る機会がありました。ドームの中に入ることができ、ワクワクした子どもたち。

 

経験した子どもから「また作ってみたい!」と言う声を聞き、周りにいた子ども達が「中に入れるの?」「大きなおうち?」と興味を持ち始めました。

実際にチャレンジしましたが、なかなか難しく、最終的には崩れてしまいました。

 

残念がるかと思いきや‥

『またチャレンジする。今度は壊れないようにする。』『どうやったら壊れないのかな??』と、気持ちは次への目標に向かっていました。

活動を重ねるたびに童具の組み方が変化さていきます。また、『こんな風にやってみたい!!』と思いも大きくなってきています。

 

これから子ども達の作り出す童具の世界がどのように広がっていくのか、楽しみでもあり、子どもの発想に寄り添いながら一緒に考えて、作りたいものを自由な表現力で作る姿を見守っていきたいと思います。

 

 

 

2つ目は、お絵描き・色遊びです。

 

折り紙を丸く切った物を用意し、画用紙に自由に貼る活動をしました。

表現は、自由です。一人ひとり違うからこそ、素敵な作品が生まれます。

 

貼るうちに、顔になったり、はらぺこあおむしになったり‥

決められた物で、自由な発想こそ「もっとやりたい。もっとこうしたい。」繋がり、「誰かに見せたい。」と気持ちが高まっていくのだと思います。

 

他にも広幅用紙や段ボールに思いっきり絵の具やクレヨンを使ってお絵描きをしたり、手足にも絵の具を塗ってダイナミックな遊びに発展したりと色の違い・変化・そして塗る感触を感じながら満面な笑みで楽しんでいる子ども達です。

子ども達は、遊びの経験を繰り返し行うことで【大好きな遊び】もどんどん増え、自発的に遊びを楽しむ姿が見られます。

 

そんな子ども達の「もっともっと!」「やってみたい!」と思う気持ちをしっかり受け入れていきながら一人ひとりの思いを大切に、活動していきたいと思います。

 

 

文責:堂園

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