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2021.12.25

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絵本ときっかけ(4歳児 年中組)

何かに興味を持った『きっかけ』、誰かを尊敬するようになった『きっかけ』、あの音が苦手になった『きっかけ』。

 

私たちは多くの『きっかけ』を経て、今を過ごしていると思います。

 

私の人生は専ら、「本」に左右されてきました。

エッセイや小説を読むことが大好きで、今の職種を選んだのも、1冊の本が『きっかけ』でした。

 

本には、理想と現実、想像する世界と現実の世界、考える要素と教えてくれる要素、様々なものが入っていると思います。

 

 

 

絵本が大好き年中組


年中組の子ども達を見ていると、客観的に「本」の素晴らしさを実感します。

 

絵本がとにかく大好き。

絵を見るのが大好き。

話を聞くのが大好き。

新しい物語に出会うのが大好き。

何回聞いてもこの話が大好き。

 

物語に出会うと、いっきに違う世界に惹きこまれる様子が、表情や姿勢、ざわつきが静寂に変わる空気感などから伝わってきます。

 

 

 

いつも本があるっていいね


一日の始まりに絵本を読みます。

自由遊びの時間や給食の後、子ども達は絵本を手にとって読んでいます。

一日の終わりに絵本を読みます。

毎週一回、絵本の貸し出しがあります。

たくさんの絵本がある絵本館が隣接しており、遊びに行けます。

 

錦ヶ丘の生活にはいつも絵本が傍にあります。なにかの『きっかけ』を得るチャンスがいつもあると思います。

 

 

 

 

絵本ときっかけ


そんな、毎日が絵本と共にある生活の中で、子ども達の『きっかけ』を目にすることもあります。

 

一冊の本をじーっと見つめる男の子。

一文字ずつ指さしながら、「あ」「さ」「が」と読んでいました。

ふと私の方をみて「これ、なんて読むの?」と尋ねる男の子。

 

絵本が、ひらがなに取り組む一つの『きっかけ』になっていました。

 

 

 

一冊の本の中に、問いかけるシーンがありました。

子ども達は“目が見えないってどんなかんじかな”とシーンごとに考えていきました。

 

その後、「目が見えなかったら、真っ暗で怖かった」と。

 

この本、この言葉から、その子がこれから出会うであろう“人”“思い”の『きっかけ』の一つになっただろうなと強く思いました。

 

 

 

季節ごとに読む本があります。

「十五夜って?」「ひな祭りって?」「七夕って?」

読んでから分かったこともたくさんありました。

「お月様みたよ」「お雛様の隣にいるのはお内裏様って言うんだよ」「願い事かなうかな」

 

絵本から行事のことを知り、それらを『きっかけ』に、行事の幅が広がりました。

 

 

 

絵本って偉大だと思いませんか?

 

 

 

 

 

絵本が大好きな子ども達。これから、年長さん、小学生、中学生と歳を重ねるにつれて、読める本も多くなっていき、興味の幅も増えていくかもしれません。

どんな本に出会うのかな。

どんなヒントを得るのかな。

どんな『きっかけ』を見つけるのかな。

 

 

 

子ども達の話を聞くのが待ち遠しいです。

 

 

 

是非、皆さまの本とのエピソードも教えてくださいね。

 

 

 

社会福祉士:新村

 

 

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