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2022.01.22

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人と人を繋ぐ『わらべうた』(つくし組1歳児)

錦ヶ丘の保育の三つの柱でもある『わらべうた』

つくし組でも4月から遊びの中でじっくり育ててきました。

今回は、「わらべうたの魅力」「子ども達の育ち」についてお伝えしたいと思います。

 

 

わらべうたとは?


 

わらべうたは、ドレミソラの5音階で構成されているとてもシンプルな伝承童謡です。

なんだか懐かしく、子どもたちもすぐに覚えてしまうほど耳に残りやすく、覚えやすいメロディーが特徴的ですよね。

曲調は規則的なリズムが多く、赤ちゃんに母親が話しかける時の普声の高さ、マザリーズにも似ていることから聴いているだけで安心すると言われています。

わらべうたは子どもたちを膝に乗せて歌ったり、手を繋いだり、輪になったりとさまざまな形があります。

 

その中で、肌に触れられて、心地よい、安心するという感覚からオキシトシン「幸福ホルモン」「絆ホルモン」というホルモンが脳の視床下部で作られます。これは、信頼関係を築くために重要なものであり、言葉の獲得、コミュニケーション手段としてもとても大切だと思います。

 

 

わらべうたの魅力


わらべうたは人と人を繋ぐものだと私は思っています。

子どもも大人も新しい環境に少し緊張感のあった4月当初から、ことあるごとに口ずさんでいたように思います。すると自然と子どもたちが笑顔になり、私自身嬉しくなりなんだかホッとしたのを覚えています。

以前までのつくし組の子ども達は、「大人対子ども」でしたが、今では「子ども対子ども」で遊ぶことも多くなりました。

保育者が歌い始めると「一緒にしよう?」と声を掛けたり、優しく友達の手を取るような場面もあり、私達までほっこりしてしまうような時もあります。この間は、「まーるくなーれー、わーにーなーれー」と歌うと、近くにいた友達と手を繋ぎ大きな輪になることができ、とっても嬉しそうでした。

 

年齢が上がるにつれて、わらべうたの中には、簡単なルールの中で遊びを楽しんだり、勝ち負けがあると”喜び、怒り、悔しさ、”など様々な感情が引き出したりするものもあります。これもわらべうたの魅力ですよね。

 

わらべうた一つに着目しても、子どもたちの成長は目まぐるしく、保育者が驚くほど色々なわらべうたを知っていることに驚かされたり嬉しくなったりする毎日です。

わらべうただけに限らず、歌うこと、体で表現することの大好きなつくし組の子どもたち。ぜひご家庭でも、一緒に口ずさんでみてくださいね。

 

参考文献:「わらべうたと心理学の出会い」 湯澤美紀 編著

文責:武田

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