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2022.02.12

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錦ヶ丘の自然~フキノトウ~(2歳児 年少少 くるみ組)

早春の訪れ


錦ヶ丘には四季折々の植物が生えていています。

1月末、恥ずかしそうにちょこんと頭をのぞかせてフキノトウが芽生えていました。これまで、沢山ののはら園の植物に触れる経験を重ねてきたくるみ組。早春の訪れを感じようと子ども達に紹介することにしました。

 

画像を見せながら「錦坤館前の築山に生えているこれなんだ?。」と聞くと、

「どんぐり。」「くるみ。」「うんべ。」など、これまでのはら園で自分達で採集した自然物を答えてくれました。

「フキノトウって言うんだよ。見に行かない?。」「いく!。」と興味津々なくるみ組の子ども達。

さて、フキノトウ探しにいざ築山へ出発です!

 

初めて見るフキノトウを友達と膝を寄せ合って探し、見つけた子が「あったよー。」と嬉しそうに教えてくれました。

他の子も駆け寄ってきて、みんなで観察する様子がとてもかわいかったです。

芽は地面に埋もれており、よく見ないと見落としてしまいそうな中、探すのが上手なくるみ組の子ども達!!バッチリ、すぐ見つけていました。

 

採ったその場で触ったり、匂いを嗅いだりして感じた少し早い春の訪れでした。

 

食べる


「採ったものは食べる!」がモットーのくるみ組です。

同時にのはら園の畑で出来たカブも収穫し、子ども達のリクエストに応えフキノトウと一緒にてんぷらにすることになり、給食室で調理器具を借りて、揚げ立てをみんなで頂きました。

この日はランチボックスの日で、暖かい日差しの中、テラスにござを敷いて食べることになりました。

フキノトウは少し苦味があるので食べない子が多いかなと思っていましたが、普段野菜が嫌いな子どもが「おいしいね。」と喜んで食べる姿にびっくりしました。

特に採ったばかりのカブは新鮮で、トロッと甘くとても美味しくて、子ども達にも人気がありました。

 

見て、触れて、感じて


1年間を通してクラスでいろいろなクッキングをしてきました。

くるみ組の子ども達はどの食材にも興味・関心があり、いつもワクワク、ドキドキの眼差しで活動していました。

よもぎ、ツワブキ、畑の野菜、くるみやフキノトウなど錦ヶ丘の自然から季節ごとの贈り物を沢山いただき、自分達で収穫し、調理することで普段家庭で見ない食材にも親しみを持ったようです。

 

日々の保育では、子ども達の豊かな感性を育てることや「やってみたい」気持ち、そして子ども達の心も体も大きく育て!と願いを込めて、実体験の場を大切にしてきました。

この活動が今後の子ども達の育ちの栄養になればと思っています。

そして、これからものはら園や畑へ出掛け、錦ヶ丘の自然に触れていくことを続けていきたいと考えています。

 

文責:西浦

 

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