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2022.02.22
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スプーンの持ち方でわかるお箸への移行のめやす(2歳児 年少少 くるみ組)

「お箸を持ちたがるけど、握り方がおかしくて…」
「そろそろお箸を始める時期ですか?」
「エジソン箸ってどうですか?」と、お箸への移行に迷われているご家庭も多いようです。
今回は、スプーンからお箸へと移行しやすいタイミングについてお伝えします。
お箸の練習は、何歳ぐらいから?
子どもの発達には、なんでも個人差があります。そのためお箸が使えるようになる年齢も幅があります。
ですので、周囲と比較したり、焦ってお箸の練習を始めたりする必要はありません。年齢よりも手先、手首の準備ができているかがポイントです。
○3段階のスプーンの持ち方
①上手持ち
②下手(逆手)持ち
③バーン持ち
↓
「バーン(鉛筆)持ち」が定着してくると、お箸への移行がスムーズです。
「バーン(鉛筆)持ち」ができるようになるには、手づかみ食べからスプーンの「上手(握り)持ち」「下手(逆手)持ちの経験の積み重ねが大事です。
園で、握り方を子どもに伝える際は「バンバンのおててだよ!」と、声を掛ける事で、バーン(鉛筆)持ちを意識できるようにしています。
お箸の使い方を身につけさせたいという思いから、お箸サポートグッズを購入したくなりますが、園の顧問である作業療法士の中鶴さんより、エジソン箸の使用はお勧めしないとの事です。
スプーンの「バーン(鉛筆)持ち」や正しいお箸使いには、手首や指先を上手く動かす力が必要です。力がないのに無理にお箸を持たせても、上手く使えず遊びになったり、変な癖がつくこともあります。
指先を使う遊びをする事で、スプーンや箸使いが上手になっていきますので、焦らずゆっくりと見守りましょう。
錦ヶ丘では、一斉に箸を持たせて給食を食べる練習などは行いません。オムツ外しと同様で、一人一人の子どもの成長と発達、やってみたい意欲を大切にしています。
家庭でできる手先の巧緻性を高める遊びは、ブロック、新聞紙遊び、砂・泥遊び粘土遊び、洗濯バサミ、木の実や葉を拾う等があります。
ゆっくり焦らず、子どもの意欲と手首・指先の育ちをサポートしながら待ちましょうね!
文責:山﨑